試乗 新型BMW 1シリーズ(F40型)プロトタイプ FF化もハンドリング維持

2019.03.28

100字サマリー

BMWの新型1シリーズの一番の焦点は、従来のFRレイアウトをやめFF化されたことでしょう。これによりBMWらしい優れたハンドリングが失われるのではないかという懸念が広がっていますが、プロトタイプに試乗する限りではその心配はなさそうです。

もくじ

駆動方式の変更
トップモデルも4気筒に
新システムが貢献
テストコースと公道で試乗
ウエットでも扱いやすい
1シリーズらしいハンドリングを維持
番外編:M135 xドライブ サーキットでの印象

駆動方式の変更

BMWの新型1シリーズ(メイン画像はAUTOCARオリジナルの予想イラスト)について語るなら、まずはリアではなくフロント部分に触れるべきだろう。なぜなら、このモデルでは駆動軸がフロントに置かれているのだ。これは非常に大きな変化といえる。2004年に初代1シリーズが発売されて以来、後輪駆動であることはBMWの「究極のドライビングマシン」という理想の実現のために欠かせない要素であると考えられてきたのだ。

BMWのドライビングダイナミクスを統括するピーター・ランゲンは、「わたしはこのクルマがFFかFRかということは議論したくありません」と語る。それよりも、この新型1シリーズがどのように進化したかに重点を置きたいとのことだ。「すべての新型BMWは、ドライバビリティにおいて先代を上回らねばなりません」と彼はいう。

BMWの調査によれば、1シリーズの購買層の多くは駆動方式について気にしない、もしくはそもそも知らないという結論が出ている。彼らは単にBMWのプレミアム感と快適性のみを求めているということだ。

彼らがより重視するのは室内空間の広さだ。今までの1シリーズは、後輪駆動レイアウトゆえメルセデス・ベンツAクラスやアウディA3などのライバルたちに対して後席空間や荷室容量などについて後塵を拝していた。これを解決すべく、今回のF40型は前輪駆動化されたというわけだ。

 
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