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試乗 マツダ3スカイアクティブX モデル中イチオシ 2.0L NA4気筒 17.2km/L

2019.07.19

100字サマリー

ガソリンエンジンながらディーゼルエンジンのような高圧縮比で薄い混合気に着火させるスカイアクティブXエンジン。電動化が進む中で、内燃機関の寿命を伸ばすことはできるのでしょうか。ドイツ・フランクフルトで仕上がりを確かめました。

もくじ

どんなクルマ?
圧縮比はディーゼルエンジン並の16.3:1
どんな感じ?
中回転域ではディーゼルエンジンのような音
高い充足感を得られるコーナリングマナー
質感で優れたインテリアも魅力
「買い」か?
訴求力の高いマツダ3のベスト
スペック
マツダ3スカイアクティブX 2.0のスペック

どんなクルマ?

圧縮比はディーゼルエンジン並の16.3:1

スタイリッシュではあるものの、どちらかといえば控えめなアピアランスを持つマツダ3。搭載されるスカイアクティブXと呼ばれる次世代ガソリンエンジンは、見た目以上の内容を備えている。かといって、ボンネットを開けてみても見えるのは黒い樹脂カバーではある。その内側に隠された2.0ℓ4気筒ガソリンエンジンが始動後に温まるスピードを速め、効率を高める役割を持つという。

鍵となるのはマツダがSPCCI(火花点火制御圧縮着火)と呼ぶ技術。軽負荷時には、非常に希薄なガソリン混合気をピストンへ流し込み、ディーゼルエンジン並の16.3:1という高圧縮比で収縮させる。ピストンが上昇し圧力が高まると、ごく少量の濃い混合気をスパークプラグ付近へと噴射。これを即座に点火させることで急激に圧力を高め、希薄な混合気の燃焼効率を高め、より高いエネルギーと優れた環境負荷を実現させている。さらにアクセルを踏み込んでいくと、通常のガソリンエンジンのように混合気を燃焼させる、というのが基本的な原理。

一層効率を高めるために、電圧24Vのマイルドハイブリッド・システムも組み合わせ、スターター・ジェネレーターが減速時に充電することでエネルギーを回収。この電気は、停止状態からの加速時などで、エンジンをサポートする力となる。

その結果、ターボ無しでの2.0ℓ4気筒ガソリンエンジンの最高出力は180ps。二酸化炭素の排出量は100g/km程度で、燃費は18.2km/ℓとアナウンスされている。なかなか目を見張る数字だ。ただしこの燃費は、6速マニュアルの前輪駆動モデルに、16インチホイールを組み合わせた場合のもの。

4輪駆動や18インチのホイールも選択は可能。その場合、もちろん燃費は悪くなり、二酸化炭素の排出量も125g/km似まで増えてしまう。オートマティックも選択は可能となっている。

期待の新エンジンを味わってみよう。

 
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