【長期テスト】スズキ・ジムニー・シエラ(1) クロスオーバー人気の中の異彩

2019.12.07

100字サマリー

気取らない小さな4WDが放つ、短距離でも走りたくなる愛らしさ。この気持は数カ月後も間変わらないのでしょうか。最新のジムニーは、先代モデルと変わらない実力と魅力を備えているのか、長期テストで確認します。

もくじ

初回 英国編集部でも楽しみにしていた
ボディは何色でも、ジムニーの性能は同じ
スキッドプレートや泥除けが人気オプション
運転するほどに魅力に惹かれる
セカンド・オピニオン
テスト車について

初回 英国編集部でも楽しみにしていた

text:Rachel Burgess(レイチェル・バージェス)
translation:Kenji Nakajima(中嶋健治)

英国編集部でも4代目ジムニーの登場は心待ちにしていた。ジムニー・ファンなわたしたちは、大きなモーターショーが近づくたびに、スズキの関係者へ質問を投げかけた。「新しいジムニーとジムニー・シエラは出展されますか?」

そんなやり取りが長く繰り返されたが、2018年の夏、先代の発表から20年を迎える中で新しいジムニーが登場した。その姿は、期待通りにボクシーで、ファンキーでコンパクトだった。ジムニーの特徴そのままだと思う。けれどそれだけではない。

スズキ・ジムニー(シエラ)1.5 SZ5 オールグリップ(英国仕様)
スズキ・ジムニー(シエラ)1.5 SZ5 オールグリップ(英国仕様)

現在吹き荒れるコンパクト・クロスオーバー人気は、ジムニー・シエラには逆風状態ともいえる。同じくらい小さいクルマは他にもあるものの、その殆どはジムニー・シエラより日常的な運転に適している。しかしジムニー・シエラのストロングポイントは別のところにある。

ほぼフォルクスワーゲンUp!と同じ全長と全幅を持つ超コンパクトSUVは、一端のオフロード性能を誇るのだ。価格で比べると、ダチア・ダスターやフィアット・パンダ4×4辺りがライバル関係になる。だがオフロード性能で比べれば、ランドローバー・ディスカバリー・スポーツやジープ・ラングラー当たりがライバルだ。

筆者のスズキ・ジムニー・シエラに対する記憶は、ちょっとした理由で忘れがたいものになっている。東カリブ海の島、バルバドスでレンタカーとして使い込まれたジムニー・シエラを所有していたことがある。

 
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