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2019.03.16

AUTOCARアワード2019予選 真のアイコン選手権 決めるのはあなた(中編)

編集部より

前編では5台のノミネート車両をご紹介しましたが、皆さんがアイコンだと考えるモデルはあったでしょうか? 中編では高級サルーンとオフローダーの代名詞とも言えるモデルや、映画館のスクリーンでも大活躍した2台に加え、日本が誇る3台も登場します。

もくじ

ミニ
マツダMX-5(日本名:ロードスター)
ジープ・ラングラー
スズキ・ジムニー
メルセデス Sクラス
日産スカイラインGT-R
フォード・マスタング

ミニ

ジョージ・ハリスンとスティーブ・マックイーン、そしてエンツォ・フェラーリの共通点とはなんだろう? 実は彼ら全員がどこかの時点でミニを所有していたのだ。これだけでも、このクルマが「アイコンのなかのアイコン」だと主張するには十分な理由だと思うが、今年60周年を迎えたミニの優れた点には、こうした有名人が所有したという以上のものがある。

1959年にオリジナルミニ(設計者のサー・アレック・イシゴニスは偉大な人物として、AUTOCARアワードには彼にちなんだ賞が設けられている)が登場すると、そのパッケージングと設計、そしてエンジニアリングにおいて、すぐにパイオニアとしての地位を確立している。

その人気によって、ミニはフォード・コーティナやオースチン/モーリス1100といったモデルとともに、1960年代を代表するベストセラーの1台であり、さらに、ミニの成功は、ライレー・エルフにウーズレー・ホーネット、モークにピックアップなど、数多くのバリエーションモデルを生み出すこととなった。

その卓越したエンジニアリングをベースに、いまやミニの代名詞とも言えるジョン・クーパーとのパートナーシップのもと、ミニは優れたオフロード性能をも発揮している。いまや伝説となったパディ・ホプカークによる1964年のモンテカルロラリー優勝は、ミニの名をモータスポーツの歴史にも刻み、その栄光は55年が経ったいまでも燦然と輝き続けている。

1964年の優勝は、ミニがモンテカルロで飾った3つの勝利の最初であり、この勝利によって、その人気が有名人から上流階級、果ては庶民に至るまで、さまざまなひとびとの間で高まったことで、ミニはどんなクルマも成し遂げることの出来なかった、社会階級を超越した存在となったのだ。


もし、こうしたさまざまな実績でも不十分なら、ミニは映画でも大活躍をしている。1969年に公開されたマイケル・ケイン主演の「ミニミニ大作戦(原題:イタリアン・ジョブ)で、3台のミニがストリートや階段、さらには下水道を舞台に派手なカーチェイスを繰り広げ、ミニと言えばこの映画を思い出すひとも多い。

だが、ミニの映画出演はこれだけに留まらない。オリジナルミニに限っても、ミスター・ビーンやボーン・アイデンティティーといった作品がすぐに思い浮かぶが、ニューミニまで含めれば、ピクセルズやリメーク版のミニミニ大作戦(じつは個人的なお気に入りの2作品だ)、さらには、オースティン・パワーズ・ゴールドメンバーといった名前を挙げることができる。

では、ニューミニに対する評価はどうだろう? 英国のみならず世界中でもっとも知名度のある愛すべき1台としての名声を築き上げたミニの後継として、新たにBMWのもとで生み出されたこのクルマはオリジナルの素晴らしい正常進化版だった。

フランク・スティーブンソンがデザインしたオリジナルを彷彿とさせるルックスで、BMWの予想を超えるヒットモデルとなり、多くのバリエーションモデルをも生み出している。1959年のオリジナルミニが登場したときと同じく、2001年にもミニはプレミアム・スーパーミニという新たな市場を創り出すことで、多くのライバルメーカーが参入するきっかけとなった

次の時代、ミニは電動化の道を歩むことになる。ミニがその先頭に立っているわけではないものの、初のEVホットハッチを投入することで、ミニらしいやり方で、この市場にも革新をもたらそうとしているのだ。

ミニの成功はクラスを超越したものであり、これまでの60年間でポップカルチャーの一部ともなっている。これ以上アイコンに相応しい理由などあるだろうか。
(レイチェル・バージェス)

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