アルピナ創業家が手掛ける超高級クーペ『ボーフェンジーペン・ザガート』 ベースはBMW M4 価格は36万ユーロから

公開 : 2026.04.23 11:45

ボーフェンジーペンの新型『ザガート』のドイツ価格は36万9495ユーロ(約6920万円)から。BMW M4をベースにした611psのラグジュアリークーペで、高いカスタマイズ性を備え、今秋より納車開始予定です。

新事業の第1弾

ボーフェンジーペン家は、アルピナブランドをBMWに売却して以来初となるオリジナルの新型車が30万ポンド(約6400万円)を大幅に上回る価格になることを明らかにした。ベントレーアストン マーティンに対抗する構えだ。

昨年、イタリアの名門イベント「コンコルソ・デレガンツァ・ヴィラ・デステ」で初公開された新型『ボーフェンジーペン・ザガート』は、BMW M4をベースとするモデル。圧倒的なパフォーマンスと洗練性の融合という、アルピナの伝統的なスタイルを忠実に継承する。

ボーフェンジーペン・ザガート
ボーフェンジーペン・ザガート    ボーフェンジーペン

ブランド名はボーフェンジーペン、車名はザガートとなる。この車名はデザインを手掛けたイタリアのデザイン会社ザガートにちなんだものだ。わずか99台の限定生産で、本拠地ドイツでの価格は36万9495ユーロ(約6920万円)からとなっており、フェラーリプロサングエとほぼ同額である。

コンセプトは似ているものの、より大排気量のベントレー・コンチネンタルGT、アストン マーティン・ヴァンキッシュ、フェラーリ・アマルフィといったモデルよりも大幅に高い価格設定だ。

幅広いカスタマイズ

この高価格は、同車の希少性と高度なカスタマイズ性を反映したものだ。ボーフェンジーペンによれば、ミュンヘン近郊のブッフローエ本社において、主にカーボンファイバー製の特注パーツを手作業で組み立てるのに250時間以上が費やされているという。

また、新たに導入されたコンフィギュレーターを通じて幅広いカスタマイズが可能であり、同じ仕様の車両は2台と存在しない。

ボーフェンジーペン・ザガート
ボーフェンジーペン・ザガート    ボーフェンジーペン

ボーフェンジーペンは次のように述べた。

「オプションのラヴァリナ・フルレザーインテリア(130時間以上の手作業を要する)から、クリアコート仕上げのカーボンファイバーによるスタイリッシュなエクステリアアクセント、あるいは『Bovensiepen』の刻印が施されたお好みの色のブレーキキャリパーに至るまで、お客様のご要望はすべて当社のワークショップで実現されます」

秋の納車開始に向けて「数千kmに及ぶテスト走行」を終えるなど、開発は最終段階にある。

一方、今年初めにアルピナブランドを傘下に収めたBMWグループは、その新世代モデルの投入準備を進めている。M部門とロールス・ロイスの間にアルピナを位置づけ、BMWモデルをベースに高性能かつラグジュアリーな派生モデルを展開する。7シリーズとX7をベースとする第1弾は5月15日に発表予定だ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    フェリックス・ペイジ

    Felix Page

    役職:副編集長
    AUTOCARの若手の副編集長で、大学卒業後、2018年にAUTOCARの一員となる。ウェブサイトの見出し作成や自動車メーカー経営陣へのインタビュー、新型車の試乗などと同様に、印刷所への入稿に頭を悩ませている。これまで運転した中で最高のクルマは、良心的な価格設定のダチア・ジョガー。ただ、今後の人生で1台しか乗れないとしたら、BMW M3ツーリングを選ぶ。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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