さいたまイタフラミーティング　868台のイタフラ車が集合　写真40枚

公開 : 2018.12.11 21:20　　更新 : 2021.03.05 21:42

イタフラ車ファンの交流の場となっている「さいたまイタフラミーティング」が、今年も埼玉スタジアムで開催されました。各地から868台ものイタフラ車が集まり、コアな休日を満喫していたようです。

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ワールドカップ2002の開催スタジアムのひとつであり、最近では浦和レッズの本拠地として有名な埼玉県さいたま市緑区にある「さいたまスタジアム2002」。その駐車場のひとつが会場だ。

9時の会場から続々と入場する新旧様々のイタフラたち。この日の参加台数は、前年の675台を大きく上回る868台となった。広大な駐車場は、瞬く間にイタフラで埋め尽くされた。

会場に集結したイタフラ車のファンたち。カップルや家族での参加も多かった。お楽しみ企画であるじゃんけん大会と抽選会の結果に、皆が一喜一憂。大いに盛り上がりを見せた。

会場駐車場を埋め尽くしたイタフラ車たち。同じイタフラ車ファン同士ということもあり、オーナー同士の交流も盛んで、実にアットホームな雰囲気。これなら、初めての人も居心地が良いだろう。

現行イタフラ車の中でも特に人気の高い2代目カングー。色とりどりのフェイズ1とフェイズ2が大集結。一方、初代の参加は、少なかったようだ。

アルファ・ロメオのピュアスポーツ「4C」。これだけの数が一度に見られるのも、イタフラ車イベントならでは。カーボンボディを持つストイックなキャラクターもあってか、ほとんどがクーペモデルであった。

大迫力のアルファ・ロメオ155DTM仕様。DTMの活躍は、日本のクルマ好きにも衝撃を与えた。部品事情が厳しい155だが、箱車という呼び名がふさわしいほどスクエアなスタイルだが、デザインの完成度の高さは、イタリア車らしいところ。

クラシック・フィアットも大集合。2代目500に加え、600の姿も……。並べてみると、600の方が上級車であったことが良くわかる。サイズも500の方が一皮むいた程度小さいのだ。

フィアット600ムルティプラのカフェ「ムルティカフェ」が出展。会場近くは、飲食店がほとんどないこともあり、実行員会の声かけにより、今年はケバブや牛丼、焼きそばなど充実したランチが楽しめた。

会場だけでは収まりきらず、隣接する予備駐車場にもイタフラがずらり。メイン会場同様に、珍しい車種が多数見受けられ、外せない散策ポイントとなっていた。

フリーマーケット・エリアも大盛況。掘り出し物を求めて、多くの参加者たちが行き交っていた。商品は、自動車パーツ、ミニカー、雑誌、小物、おもちゃなど多種多様であった。

今年さいたまイタフラ賞に輝いたのは、「ベスパカーP50」と「シトロエン2CV」の2台というイタフラで人々の生活を支えてきたクルマが選ばれた。

参加者が集まるとこれほどの人数に……。車両だけでも900台弱あるのだから、千人を軽く超えていたことだろう。この後、記念撮影と抽選会などが行われた。

初代カングーを改造した移動カフェ「コリーヌ」。風もなく落ち着いた天気ではあったが、暖かいものが恋しくなる季節でもあり、これらのカフェで提供される本格コーヒーは大人気であった。

天気が心配されたが、なんとか天候は悪化せず、無事にイベントは終了。まるでイベントの終了を惜しむかのように雨が降り出したのが印象的。

フィアットとアバルトを得意とする「トゥルッコ」。モータースポーツ関連グッズやチューニングパーツなどを展示販売。ピザ箱が山ほど積載されたクラシックチンクの姿は、ユーモアたっぷり。

「トゥルッコ」の橋本さん一押しのアイテムは、「ハイスパーク・スポーツ・イグニッションコイル」。ノーマルが1回の点火を行うところを2〜2.5回と多くすることでエンジン性能を向上させるという。価格も4万程度とリーズナブルで、設定車種はアバルト500系や124スパイダーなど。

シトロエンを中心にプジョーやルノーまでカバーするフランス車専門ショップの「RS-UNO」。今年も、先着500台にRS-UNOオリジナルキャンディーをプレゼント。遠方からの参加者は、帰路の元気回復に役立ったはず。

RS-UNOおススメが、「EVOTECリチウム・バッテリー」。過放電保護機能を備えた自動車用リチウムイオン・バッテリー。電圧が9.5V程になると、自動的に放電をシャットダウンすることで長寿命化を実現。復旧も通常のリチウムイオン・バッテリーでは、破損の恐れがあるジャンピング・スタートが可能な優れものだ。趣味で所有するイタフラにぴったりのバッテリーだ。

フランス車を中心にラテン車の修理を得意とする「オートポワルージュ」は、イタフラ好きを魅了するミニカーを多数揃えて、出店。つい手が伸びてしまう充実のラインアップに筆者も仕事を忘れて見入ってしまったほど。WEB販売も行っているので、公式WEBを覗いてみてはいかが。

オートポワルージュのおススメは、ドライビングシューズ「Fianco isola」。現在開発中の新たなドライビングシューズで、運転のしやすさと歩きやすさの両立を目指した毎日使えるのがポイント。デザインの美しさにも拘っており、カジュアルからフォーマルまで幅広く対応できそうだ。お問い合わせは、オートポワルージュまで。

フランス車のチューニングを得意とする「ジェイ・エンジン」。来場したフランス車オーナーたちのメンテナンスやチューニングの相談にも気さくに応じていた。

ルノー・メガーヌR.S.のスペシャルモデル「R26R」。正規輸入されなかったのが残念。

アルファ・ロメオ・スパイダー・シリーズ3。ビックバンパーとエアロを装着したエアロダイナミカは、スパイダーの中でも異色の存在とされてきた。しかし、近年見直されており人気上昇中だ。

シトロエンCX。シックなマスクの後期型で、DSの後を受け継いだ70年〜80年代のシトロエン・フラッグシップだ。

ルノー・ルーテシア・ゼンMT。フランチ・ベーシックを駆る喜びを味合わせてくれる一台だ。

アウトビアンキ・ビアンキーナ・パノラミカ。つまり、ビアンキーナのステーションワゴン仕様である。

プジョー406クーペ。デザインはピニンファリーナで、その美しさは今なお薄れることがない。

クライスラー・イプシロン。フロントグリルは、しっかりとランチア仕様に換装されていた。

ルノー・ラグナ。日本には正規導入されなかった3代目モデル。この他にも同車ベースのラグナ・クーペも参加していた。

ルノー・キャトル・フルゴネット。キャトルの中でもレアキャラのパネルバンモデル。

プジョー206アリュール。初期型のみに存在した3ドア＋MT＋1.2NAエンジンのモデル。日本の3ドアは、ほとんどが1.6Lターボのスポーツモデルなので、かなり貴重だ。

アルファ・ロメオ156セダンと156スポーツワゴン。ヌヴォラブルーの156ワゴンは、珍しい。

アルピーヌ・V6ターボ。V6ターボと進化版のA610の外観上の違いは、フロントマスク。A610のボディはよりグラマラスになる。

フェラーリF355ベルリネッタ。V8モデルとして最後のリトラクタブル・ライトを備えたモデルとして、今なお高い人気を誇る。

ピアッジオ・アペ（左）とベスパカーP50（右）。珍しいイタリアの3輪原付トラックも参加した。

フィアット・パンダ。日本でも長年人気を誇った初代だが、最新はあまり見かけなくなったことが寂しい。ジウジアーロによるデザインは、シンプルながら今なお魅力的だ。

アルピーヌA110。復刻を果たした最新型も魅力的だが、ワイルドさはご先祖様のほうが上だ。

フィアット・バルケッタ。シャープなスタイリングは、今なお古さを感じさせない。昨今のネオヒス人気の高まりもあり、今後再注目されるかも……。

アルファ・ロメオ・ジュリア・スーパー。2016年に復活を果たしたジュリアのスクエアなスタイルに、この初代の面影が見て取れる。

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