KTMの四輪スポーツカー『クロスボウGT-XR』、新体制下で初のアップデート 最高出力600psへパワーアップ

公開 : 2026.11.05 07:25

オーストリアのKTMの四輪スポーツカー部門が、新しい体制下で初めて『クロスボウ』のアップデートを行いました。エンジンの最高出力は600psに高められ、標準装備も変更。新しいパッケージオプションが用意されました。

スポーツカー部門売却後初のアップデート

KTMの『クロスボウGT-XR(X-Bow GT-XR)』は、二輪車で有名なオーストリアの同社のスポーツカー部門が新たな経営体制に移行して以来、初めてアップデートを受けた。

正式名称をKTM X-Bow Onroad GmbHとするスポーツカー部門は、財政難によりKTMが「自主管理」期間に入り、最終的にインドのパートナー企業バジャージによる買収に至った後に売却された。

KTMクロスボウGT-XR
KTMクロスボウGT-XR    KTM

買収したのは、ラリードライバーのギヨーム・ド・メヴィウス氏が率いるベルギーの投資グループだ。同氏の一家は、バドワイザー、コロナ、ステラ・アルトワなどのビールメーカーを傘下に持つアンハイザー・ブッシュ・インベブ社の株式を相当数保有している。

今回のクロスボウのアップデートにおいて特に注目すべき点は、「ファクトリー600」および「エボ」と呼ばれる新仕様の追加だ。ファクトリー600では、吸気マニホールド、ターボチャージャー、インタークーラーが強化され、アウディ製2.5L 5気筒エンジンの最高出力が100ps向上し、600psに達する。

快適装備を追加、カプリスト製エグゾーストも

一方、エボは、GT2クラスのレーシングカーを基にしたエアロキットで、よりアグレッシブなフロントスプリッター、カナード、そしてウィングに新設計のルーバーを備えている。

標準装備として、アップル・カープレイおよびアンドロイド・オート対応の7インチインフォテインメント・スクリーンが搭載された。サーキットだけでなく、公道を走行する際の魅力を高めることを目的としたもので、カーナビやメディアへのアクセスを容易にしている。

KTMクロスボウGT-XR
KTMクロスボウGT-XR    KTM

リアビューカメラは標準装備ではなくなった。代わりに、従来型の折りたたみ式サイドミラーが採用されているが、カメラも引き続きオプションとして選択可能だ。

また、ドイツのエグゾーストメーカーであるカプリスト(Capristo)製のエグゾーストシステムもオプションとして選択できるようになった。

記事に関わった人々

  • 執筆

    チャーリー・マーティン

    Charlie Martin

    役職:編集アシスタント
    2022年よりAUTOCARに加わり、ニュースデスクの一員として、新車発表や業界イベントの報道において重要な役割を担っている。印刷版やオンライン版の記事を執筆し、暇さえあればフィアット・パンダ100HP の故障について愚痴をこぼしている。産業界や社会問題に関するテーマを得意とする。これまで運転した中で最高のクルマはアルピーヌ A110 GTだが、自分には手が出せない価格であることが唯一の不満。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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