【Juju(野田樹潤)ブログ】第134話:上手くいかなかった富士の2連戦、そして美作へ

公開 : 2026.11.01 07:45

約2ヵ月のインターバルを経て、10月9~11日に富士スピードウェイで開催された全日本スーパーフォーミュラ選手権第9、10戦。久しぶりかつ得意な富士ということで、やる気全開で挑んだJujuでしたが……。

最初で躓いてしまった富士の2連戦

前回のレポートから随分と時間が空いてしまいましたが、みなさん、お元気ですか? こんにちは。Juju(野田樹潤)です。

約2ヵ月ぶりのレース。楽しみにしていたのですが……。
約2ヵ月ぶりのレース。楽しみにしていたのですが……。    Triple Tree Racing

私は8月半ばの菅生のあとは、ヨーロッパや日本のサーキットで練習走行をして過ごしていました。

そして今回は10月9~11日に富士スピードウェイ開催された全日本スーパーフォーミュラ選手権の第9戦、第10戦を終えたところ。その週末の様子を振り返ってみたいと思います。

7月の富士とは、路面温度を始めコンディションが大きく異なります。
7月の富士とは、路面温度を始めコンディションが大きく異なります。    Triple Tree Racing

今回はダブルヘッダーなので、金曜日に公式練習が2回あり、土曜と日曜は午前中に予選、午後が決勝レースというスケジュールになっていました。

富士では私たちが目標としている予選Q2進出の手応えを感じはじめていますが、でもまだ現在のマシンセッティングでは足りない部分もあり、チャレンジが必要。そこで今回もエンジニアと話し合いを重ね、持ち込みのセットを決めてきました。

大規模にバラシて、組み立て直し。チームにはいつも助けてもらっています。
大規模にバラシて、組み立て直し。チームにはいつも助けてもらっています。    Triple Tree Racing

でも、結果的には走りはじめてすぐ『しっくりこない』と感じ、そこからは色々なトライをしてみましたが……。

一番困ったのは直線でのスピード。なぜかわからないのですが、ストレートで前を走るマシンのスリップに入っても置いて行かれてしまうんです。

マシンが決まっていないとなると、セッティングを大幅に変える必要があり、レースでもギャンブルに出る感じになってしまいます。それでもQ2進出という目標に向かって目いっぱい頑張るしかありません。

ストレートが伸びないもどかしさ

今回幸いだったのは、3日間とも天候が良かったとこと。

お天気がいいと応援してくださる方も気持ちよく見られるかな、というのが嬉しい。
お天気がいいと応援してくださる方も気持ちよく見られるかな、というのが嬉しい。    Triple Tree Racing

土曜日の予選、私はA組で出走しました。現状のマシンから最大のパフォーマンスを引き出すように集中して走り、1分23秒451でQ2進出は叶いませんでした。

このタイムは昨年の予選の自己ベストよりコンマ1秒落ちでしたが、この時の状況を考えれば上出来だったと思います。

走るたびにエンジニアに今の状態を詳細に伝えてセットを変える、その繰り返しです。
走るたびにエンジニアに今の状態を詳細に伝えてセットを変える、その繰り返しです。    Triple Tree Racing

予選の後もチームとともにセッティングを考え、午後3時からはじまる決勝レースに23番グリッドから挑みました。

スタート直後は少し混乱があり順位を落としましたが、3周目あたりからはタイヤも温まり、追い上げを開始。レース序盤は前のマシンをしっかりと捉えられるペースがありましたが、徐々にリアタイヤがタレてきたので、それをかばいながら周回しました。

走るたびにマシンのコンディションが変わる状態。でも、無難に走っても仕方ない!
走るたびにマシンのコンディションが変わる状態。でも、無難に走っても仕方ない!    Triple Tree Racing

レース中盤にさしかかるとチームから「ピットに入ろう」という無線が入りましたが、このタイミングでタイヤを変えても全くチャンスがないので、このままSC(セーフティカー)が出るまで粘りたいと伝えました。

結局10位を走っていた20周目(レースは41周)でピットに入り、23番手でコースに復帰。相変わらずエンジンは伸びが足りない感じでしたが、ガソリンが軽くなってからはマシンのフィーリングが幾分よくなり、私は22位でレースを終えたのでした。

経験が増えるにつれて、現場でレースを組み立てて、どういう風に走りたいか伝える機会が増えました。
経験が増えるにつれて、現場でレースを組み立てて、どういう風に走りたいか伝える機会が増えました。    Triple Tree Racing

記事に関わった人々

  • 執筆

    Juju(野田樹潤)

    Juju Noda

    2006年生まれ。3歳でカートを始める。経験を積み、9歳で最年少デビューを果たしたFIA-F4マシンでは11歳で「U-17大会」に出場。2018年にはF3マシンに挑戦し、2020年はデンマークF4参戦デビューウィン。2021年はアメリカF4 USとデンマークF4。2022年は「Wシリーズ」ドライバーオブザイヤーを獲得。2023年に獲得したユーロフォーミュラのウィナー、ZinoxF2000のチャンピオンはいずれも女性初。2024年日本最高峰レースのスーパーフォーミュラに史上最年少、日本人女性初のデビューを果たす。目標は「日本人初の女性F1/フォーミュラEのドライバーになって、チャンピオンになること」。2024年8月、FORBES JAPAN 30 UNDER 30 2024「世界を変える30歳未満」30人に選出された。

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