ルノー、2ストローク・ディーゼルのプロトタイプを公開

公開 : 2014.12.12 22:30  更新 : 2017.06.01 02:11

ルノーは2ストロークの2気筒ディーゼル・エンジンのプロトタイプを発表した。このエンジンの特徴は、エンジン・ベイのスペースが4ストローク・ディーゼルの半分となることで、問題となるノイズに関しても大きくならないような工夫がされている。

そのサイズは、最も売れている1.5ℓ4気筒のdCiより50%ほど小さく、730ccのプロトタイプ・エンジンでは、1.5ℓdCiよりも40kgも軽い100kgを切る重さだという。また、4気筒の4ストローク・エンジンよりも15%ほど効率的だという。

パワーは公表されていないが、スーパーチャージャー、あるいはターボチャージャーの追加で、現時点では50psから70ps、トルクは14.8kg-m程度が見込めるという。

ルノーの関係筋は、このエンジンが新興市場向け。4サイクル・エンジンよりもパーツが少ないのがその理由だ。しかし、現時点でプロトタイプの域をでないのは、追加されるターボチャージャーのコスト面だという。しかし、「その解決方法は分かっている」ともコメントしている。

とは言え、この2ストローク2気筒エンジンは、生産車に搭載される前に、もう一段階プロトタイプが必要であろう。

おすすめ記事

 

自動車ニュースの人気画像