2015年のマクラーレン・ホンダはアロンソ、バトンのコンビ

公開 : 2014.12.12 22:40  更新 : 2017.06.01 02:11

発表が遅れファンをやきもきとさせていた来年度のマクラーレンホンダF1チームのドライバーが正式に発表された。大方の予想どおり、フェラーリから移籍するフェルナンド・アロンソと、ジェンソン・バトンのコンビに落ち着いた。また、今年、マクラーレンをドライブしたケビン・マグネッセンは、また、テスト兼リザーブドライバーと収まることとなった。一部の噂ではアロンソとマグネッセンのコンビとなるのではともされていたが、マクラーレンは経験豊富なバトンを選んだというわけだ。これで、マクラーレンは2人の元ワールド・チャンピオンを擁することとなった。

フェルナンド・アロンソは、「幼少の頃から憧れや親しみを持ち、また長いF1の歴史の中で、人々の記憶にその名を刻んできたマクラーレン・ホンダの一員として、F1に参戦することを大変誇りに思います。自らの大きな歓喜と強い決意の気持ちを、パフォーマンスで示し、期待に応えたいと思います。1年以上前から、熱心なオファーをいただいていました。ウォーキング(英国)とさくら(栃木県さくら市)、それぞれの大変充実した施設も訪問し、マクラーレン・ホンダの新たなプロジェクト、そして彼らの熱意に共感し、今回の決断に至りました。私が持っているすべての力を注ぎ、新たな伝説を築いていきたいです。」とコメント。

ジェンソン・バトンは、「新生マクラーレン・ホンダの一員として迎えていただき、大変うれしく思うとともに、チームへ加わることに今からわくわくしています。2008年まで、Hondaの仲間として戦っていましたが、彼らを今でも本当に尊敬しています。私の力を100%発揮し、チームに貢献します。フェルナンドのような速くて豊富な経験を持つドライバーとチームメイトになれ、これからがますます楽しみです。」と述べた。

マクラーレンのロン・デニスCEOは、「マクラーレン・ホンダの新たな時代の幕開けを迎え、喜びでいっぱいです。マクラーレン代表して、『勝利への決意と執念は、ホンダの仲間たちの気持ちと全く同じである』と断言します。ドライバーラインアップは、マクラーレンの強い信念のもと、決定しました。世界チャンピオンの経験を持つフェルナンドとジェンソンという2人のドライバーは、現在のF1チームの中で、最も偉大なコンビです。また、若きケビンについては、ポテンシャルを秘めた将来有望なドライバーであり、チームへのさらなる貢献に期待しています。」と語っている。

本田技術研究所 専務執行役員 F1プロジェクト総責任者 新井 康久は、「フェルナンド・アロンソ選手とジェンソン・バトン選手という、F1界を代表し、卓越したスキルを備えた2人のドライバーと参戦でき、大変興奮するとともに、ワールドチャンピオンがチームメイトとなることに、身が引き締まる思いです。また、若く才能にあふれたケビン・マグヌッセン選手のこれからの活躍にも期待したいと思います。先日行ったアブダビでのテスト以降、マクラーレンのスタッフとはより結束を固くし、さくらでの開発はさらに加速しています。経験豊かなドライバーとともにパワーユニットの完成度を高めてまいります。素晴らしいシーズンとなるように、よいスタートを切りたいです。」とコメントした。

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