V8搭載モデルに匹敵する性能 新型『レンジローバー・スポーツ・エレクトリック』発表 EVでも渡河水深900mmまで対応

公開 : 2026.10.05 11:45

JLRの新型EV『レンジローバー・スポーツ・エレクトリック』が発表されました。英国価格は10万9810ポンド(約2290万円)から。加速性能、鋭いハンドリング、そして608kmの航続距離を誇ります。

レンジローバー・スポーツが電動化

高級SUV『レンジローバー・スポーツ』に、合計出力550psのEVモデル『エレクトリック』が登場した。航続距離は608km、価格は10万9810ポンド(約2290万円)からとなっている。

先日発表されたフラッグシップモデル『レンジローバー・エレクトリック』とは技術的な共通点が多い。従来のV8エンジン搭載モデル『SV』に迫る性能を誇り、「洗練性や快適性、あらゆる状況に対応する高い走破能力」においても引けを取らないとされている。

レンジローバー・スポーツ・エレクトリック
レンジローバー・スポーツ・エレクトリック    JLR

搭載されるデュアルモーター・パワートレインは、BMW M3を上回る550psの出力に加え、86.7kg-mという豊富なトルクを発生し、0-100km/h加速をわずか4.45秒で達成する。

直線加速性能だけでなく、「レンジローバーブランドで最もダイナミックなモデル」とされている。その理由の1つは、床下に搭載された118.5kWh(利用可能容量)の大容量バッテリーにある。これは市販EVの中でも最大級であり、これにより内燃機関モデルよりも重心が低くなっている。

ダイナミクスと幅広い行能力を実現

従来のPHEVモデルと比較してボディ剛性を61%向上させ、さらにアクティブロールコントロール(eARC)、アダプティブサスペンション、オールホイールステアリングなど、ハンドリング性能を高める技術も搭載されている。

レンジローバーブランドによれば、このモデルは「魅力的な走行ダイナミクスと、真に幅広い能力の両方を実現すること」を目的に設計されたという。

レンジローバー・スポーツ・エレクトリック
レンジローバー・スポーツ・エレクトリック    JLR

バッテリーは、800Vの高電圧システムにより最大350kWでの充電が可能だ。また、バッテリー自体は完全密閉構造となっているため、渡河水深900mmまで対応する。

レンジローバー・スポーツ・エレクトリックのデザインは内燃機関モデルとほぼ共通で、フロントグリルのデザインがわずかに異なる点と、専用ホイールが特徴だ。

英国では来年からの納車開始に先立ち、現在注文を受け付けている。また、『オートバイオグラフィー』や限定販売の『ファースト・エディション』モデルも用意されるが、現時点ではその他のパワートレイン構成については発表されていない。

記事に関わった人々

  • 執筆

    フェリックス・ペイジ

    Felix Page

    役職:副編集長
    AUTOCARの若手の副編集長で、大学卒業後、2018年にAUTOCARの一員となる。ウェブサイトの見出し作成や自動車メーカー経営陣へのインタビュー、新型車の試乗などと同様に、印刷所への入稿に頭を悩ませている。これまで運転した中で最高のクルマは、良心的な価格設定のダチア・ジョガー。ただ、今後の人生で1台しか乗れないとしたら、BMW M3ツーリングを選ぶ。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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