フィアット、1950年代の『600ムルティプラ』復活へ レトロな4人乗りマイクロカー『ムルティプリナ』初公開 2028年発売予定

公開 : 2026.10.14 07:45

初代600ムルティプラはどんなクルマ?

初代600ムルティプラは、1956年から1967年にかけて約24万台が生産された。

標準の600の駆動系と『1100』のフロントサスペンションを採用し、1957年のAUTOCAR誌では「戦後登場した小型車デザインの中で最も独創的かつ目覚ましいものの1つ」と評された。

フィアット600ムルティプラ
フィアット600ムルティプラ

全長わずか3531mmながら、箱型のデザインと、運転席をフロントアクスルの真上に配置するという設計により6人乗りを実現した。AUTOCAR誌はその外観について、「ムルティプラのシルエットは、変形した長方形に過ぎない」と記しつつも、「魅力的でどっしりとした外観」と称賛した。

その後、フィアットは1998年に、『ブラーボ』をベースにした斬新なスタイリングのミニバンで、ムルティプラの名称を復活させた。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジェームス・アトウッド

    James Attwood

    役職:雑誌副編集長
    英国で毎週発行される印刷版の副編集長。自動車業界およびモータースポーツのジャーナリストとして20年以上の経験を持つ。2024年9月より現職に就き、業界の大物たちへのインタビューを定期的に行う一方、AUTOCARの特集記事や新セクションの指揮を執っている。特にモータースポーツに造詣が深く、クラブラリーからトップレベルの国際イベントまで、ありとあらゆるレースをカバーする。これまで運転した中で最高のクルマは、人生初の愛車でもあるプジョー206 1.4 GL。最近ではポルシェ・タイカンが印象に残った。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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