7代目ゴルフにカーボン・ボディのGTIが登場か

公開 : 2012.09.12 19:00  更新 : 2017.06.01 01:03

間もなく発表になる7代目フォルクスワーゲン・ゴルフに、カーボンファイバーとアルミニウムをそのボディに使用した「カーボン・ゴルフGTI」がドイツでテストされているのが捕らえられた。

フロントのバルクヘッド、ウインドスクリーンまわり、フロア・パネルが軽量のアルミニウムで、そしてルーフ、ボンネットがカーボンファイバーとなる。その結果、ノーマルのGTIに較べて何と200kgの軽量化を果たしており、その乾燥重量は非常にコンペティティブな1125kgとなる。関係者によれば、ライトウエイト・ゴルフは、ハイテクな素材を使用したフォルクスワーゲンのショーケースであり、それは810kgという重さの初代GTIを彷彿とさせるという。

そのエンジンは222bhpの2.0リッター・ターボで、0-100km/h加速は6秒以下になるという。

フォルクスワーゲン・ゴルフの40周年を記念する2014年に、限定で生産される予定だ。

関係者によれば、そのルーフは2枚のカーボンファイバーのサンドウィッチ構造を持つという。そして、バルクヘッドとウインドスクリーンまわり、そしてリア・フロアは軽量アルミニウム製となる。そして、スティール製のアンダーストラクチャーにリベットとボンドで留められる。

この技術は、縦方向にエンジンを搭載したアウディのMLBプラットフォームにも使用される予定だ。また、新しいハイブリッドおよびEVゴルフにも使用されるので、コスト的には見合うものがあると考えられる。

標準的な7代目ゴルフGTIと同様、フロント・ディファレンシャルにVAQを搭載する。これは、5枚の電子制御マルチ・プレートによる春ダックスだ。フォルクスワーゲンはこのVAQデフが、より機敏なステアリング・フィールを引き出し、ホイールからの精度を高めるとしている。

VAQを装着したゴルフは、従来のモデルよりもニュルブルクリンクで8秒も速いタイムを叩き出している。

おすすめ記事