
第41回 レトロモビル2016
2016.02.03〜07
レトロモビルのオートモビリア
レトロモビルの楽しみ方は多様だ。あちこちのブースで振舞われるシャンパーニュやワインを傾けながら、1年に1回だけ、ここでしかお目にかからない人とのつかの間のランデブーを楽しむのもいいし、どこかのワンメイク・クラブに潜り込んで、聞いたこともないようなクルマにまつわる様々な四方山話に耳を傾けるのもいいだろう。イギリスやアメリカのヒストリックカーの関係者も数多く来訪するので、会場で話される言語も英語をよく耳にする。
また、フランス車のパーツを探すのなら、いろんな部品が揃うので、とても便利な場所である。戦前車の部品からあり、エンジンやボディ・パネルまで手に入る。また、それぞれのクルマの整備書やカタログも専門店もあれば、自動車メーカーから流出したような内部書類まで見かけるので、第1次資料の蒐集にも拍車がかかる。また自動車書籍も絶版の稀覯本から、新刊まで、何軒もの本屋さんがある。雑誌のバックナンバーだってもちろん揃っている。また、自動車のおもちゃも、ブリキから1/43の精巧なモデルまで、なんでもある、と言ってもいいだろう。そして、戦前車に乗るのにふさわしいクラシックなアイテムも揃えられるし、60年代のレースシーンにふさわしいコスチュームやヘルメットだって手に入る。さすがにフランスらしいのは、自動車をテーマにした絵画作品を扱う店も多いとこだろうか。
こと、ヒストリックカーに関する限り、レトロモビルの会場で見つけられないものはない、と断言してもいいほどだ。
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古今東西のありとあらゆるグッズが揃うのがレトロモビルの楽しいところ。
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エンブレム専門店を見てゆくと、知らぬ名のメーカーが数多く並ぶ。
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こちらはライトなグッズ類を扱うショップ。仔細に見ると部品類も…。
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世界的アーティストの吉田秀樹氏はレトロモビルの常連で、今年も盛況。
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レトロモビルには各ジャンルのアーティストが参加するので見逃せない。
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こちらは往年のポスターを専門に取り扱うショップのブース。
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かつてのポルシェ917 Pigのモチーフでデザインされたヘルメットを発見。
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12気筒ブロックを使ったワインとグラスのホルダーは使えそうだ。
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クラシックなヘルメットやゴーグル等のギア類も、ここでは豊富に揃う。
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各メーカーの様々なサービス・マニュアルはご覧の通り豊富に揃う。
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雑誌や書籍も無いものは無いといえるほど充実。いかに探すかがポイント。
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ステッカーやクロスパッチを販売するショップの店員さんも雰囲気だ。
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会場内での軽食の代表格がジャンボン(ハム)で、これがうまい。
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膨大な数の店をすべてを細かくチェックすれば、探していたもの見付かる。
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ヴィンテージ・モデルのカタログやマニュアルもしっかり並んでいる。
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ここでは細分化が進み、写真のようなメーターに特化した店が並ぶ。
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ここにくればクラシック・フェラーリのマニュアル類が揃っている。
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モデルカーはミニカーからティントーリまで何でもあるが、お値段は高め。