BMWではなくBMN? 中国の模倣エンブレムに罰金命令

公開 : 2016.12.21 04:30  更新 : 2017.06.01 00:33

中国のメーカーが用いたBMWの模倣ロゴに対して、上海の裁判所が罰金を課す判決を下した。

これは、BMWのメーカーエンブレムに著しく類似したロゴを使用する2社に、およそ£350,000(5000万円)の補償金の支払いが命じられたものである。

今回問題となっているのは、中国の服飾メーカーが使用するBMWの名称と円形のエンブレムだ。

上海の知的財産裁判所によると、2社はBMWの登録商標を無断使用し、このブランドが持つ評価を不正に利用したという。

BMWではなく「BMN」?

2008年に設立されたDeguo Baoma Group(ジャーマンBMWグループの意味)、それにファッションブランドの Chuangjiaは、BMWの「W」の文字を「N」に変えただけの不自然に似通ったブランロゴを使用していた。

靴やハンドバッグといった衣料品にそのロゴが用いられ、とても大きなセールスを上げていたという。

BMWが、中国のコピーキャット・メーカーの被害を受けるのは、過去にも例があり、自動車メーカーのBYDが似通ったデザインとカラーリングのエンブレムを採用している。しかし、今回の裁定にBYDは含まれていない。

なおジャガーランドローバーも、X7というイヴォークそっくりのSUVを販売する中国メーカーのランドウインドと、法廷で同様の問題を争っている。


▶ 海外ニュース / レンジローバー・イヴォークのそっくりモデル、またも現る

おすすめ記事