ベトナム「ヴィンファスト」 ピニンファリーナ起用 BMWベースの2車種投入へ

公開 : 2018.09.13 18:10

世界各国の自動車エンジニアを採用

さらに同社は2025年までに50万台の車両と100万台の電動スクーターを販売するという目標を達成するため、電動バスの投入も検討している。

新型車を開発するため、ヴィンファストは世界中から経験豊富なエンジニアを雇用している。この中にはGM出身のデザイナー、デイビッド・リオンや英国のケビン・フィッシャーとロイ・フレックネル、そしてオーストラリアのショーン・カルバートなどが含まれる。

ヴィンファストの開発に協力するメーカーにはピニンファリーナ、ボッシュ、マグナそしてシーメンスなどが挙げられる。フィッシャーによれば、フラッグシップに用いられるBMW製プラットフォームは「将来にも通用する」ように改良され、世界的な規制にも適応するという。具体的には、側面衝突および歩行者保護性能が改善されたとのことだ。

ベースとなったBMW製エンジンは177psまたは230psの仕様が存在し、ZF製8速ATと組み合わされていた。ハイブリッド仕様も将来的に設定される可能性がある。ヴィンファストはBMWのバルブトロニックヘッドのライセンスを購入していないため、よりコンベンショナルなバルブトレインが使用されるだろう。

デザインボスのリオンは親会社であるヴィングループの会長、ファム・ニャット・ヴォンからデザインに必要な時間を短縮するよう指示されたという。昔ながらのクレイモデル作成を省略し、初期デザイン作成から完成までを11カ月未満で仕上げたとのことだ。

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