コンパクト・ピックアップ 復活の兆し 振り返る驚きのトレンド

公開 : 2019.01.06 06:10

クロスリー・ピックアップトラック(1940年)

その名が絶えて数十年が経過しても、クロスリーの名は米国でもっとも愛されたコンパクトモデルとして記憶されている。

億万長者だったパウエル・クロスリーがポケットサイズのピックアップモデルの販売を始めたのは1940年のことであり、その翌年、彼は自身の名を冠した自動車メーカーを立上げたものの、第2次世界大戦の影響から生産の中段を余儀なくされている。

1947年には、シンプルにピックアップトラックと名付けられた新型トラックを発売し、フォルクスワーゲンビートルよりも38cm短く、2018年の価値で9500ドル(106万円)に相当する839ドルで販売されたこのクルマのエンジンブロックには、なんと銅をロウ付けしたシートメタルが採用されていた。

しかし、トラブルが多発したことで、クロスリーは1949年にはより一般的な鋳鉄製エンジンブックを採用することにしている。

ピックアップはクロスリーが1952年に生産を停止するまで、スタイリングを含め、数度にわたる改良を受けている。

注意:写真は1950年モデル

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