レンジローバー・イヴォーク 中古で買うなら 選ぶべきはディーゼル

公開 : 2019.04.29 07:50

お勧めはディーゼル 車両選びは慎重に

2014年には、SD4に6速オートマティックが設定されるとともに、ガソリンモデルには9速オートマティックが組み合わされることとなった。非常に変速マナーの滑らかなギアボックスであり、燃費向上に資するだけでなく、極端にローレシオな1速はオフロードや牽引時に有効だった。

翌2015年には、2.0ℓインジニウムディーゼルの排気量が2.2ℓへと拡大され、Td4で149ps、Sd4では180psを発揮するとともに、それまでのエンジンよりもトルクに溢れ、フレキシブルで燃費性能にも優れていた。

2017年、第3のバリエーションとして239ps仕様が登場すると同時に、240psのSi4ガソリンモデルには289ps仕様が加わっている。

少しばかり複雑過ぎるかも知れないが、ともかくディーゼルが賢明な選択であり、限られた予算で四輪駆動と多少の力強さが欲しければ2.2 SD4が、予算に余裕があるのであれば、後期の180psを発揮する2.0ℓSd4がお勧めモデルとなる。

グレードについてはさらに面倒な話になる。初代イヴォークの現役中、10以上のグレードが設定されているが、もっとも高い人気を誇ったのがピュアテックであり、これがもっとも価値ある選択となるだろう。クルーズコントロールやトレイラースタビリティアシスト、8.0インチ・インフォテインメントスクリーン、パワーウィンドウ、パーキングセンサー、オートライトにオートワイパーが標準となるが、その価格はオプションによっても大きく左右される。

購入車両を決める際には、必ずすべてのメンテナンス履歴が残っており、且つ保証付きの車両であることを確認すべきだ。イヴォークは素晴らしいモデルではあるものの、姉妹紙が行った2018年信頼性評価では下位に沈んでおり、車両選びには慎重を期す必要がある。念のため……。

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