日産ナバラ 南アフリカで生産へ 現地工場に237億円を投資

公開 : 2019.04.10 17:45

BBBEEサプライヤー 取引拡大

ナバラ生産に向けた投資により、ロスリン工場はさらに近代化が進み、フレキシブルな製造ラインや新設備を導入。また、作業員の研修や技能向上を実施していくという。

日産は、中小企業のサプライチェーンやスキル開発を支援する現地政府機関である自動車産業開発センター(Automotive Industry Development Centre:AIDC)と協力し、新型ナバラの生産準備を段階的に展開・支援するため、15の黒人所有企業を新たに選定。生産を拡大し、現地調達への支出を増加していくにあたり、これらの企業と提携していく。

現在までに、日産はAIDCと協力し、黒人経済力強化政策(Broad Based Black Economic Empowerment:BBBEE)の新規事業プログラムにより8の新たな部品メーカーと関連会社を生み出している。総予算の16%を黒人所有企業に投じていることになる。日産は合計318のBBBEEサプライヤーと取引があり、これは南アフリカにおける日産サプライヤー全体の約34%に相当する。

ナバラは、2016年のインターナショナルピックアップ賞をはじめ、発売以来、世界中で数々の賞を受賞。2018年のグローバル販売台数は23万1435台(前年同期比6%増)で、日産のピックアップトラックとして最も売れているモデルとなっている。

おすすめ記事

 

自動車ニュースの人気画像