ニューヨークでお宝発見 戦前の名車3台

公開 : 2019.05.02 10:50

車両の経歴は

一方、英国のEGJ44というナンバープレートが取り付けられたままのロールス・ロイスは、長きにわたって国会議員を務めたフィリップ・サスーン卿が新車で購入したものだ。購入後、バーカー製のオープンボディに改造され、1939年のサスーン卿の死後すぐ売却されたようだ。

ある時点で、フラネーによってスタイリッシュなボディが与えられ、1937年のパリ・サロンに出展されていたこともわかった。1978年頃に東海岸に移されるまでは、テキサス州のオーナーが所有していたようだ。

ドライエは実際には1938年モデルではなく、1948年型の135Mであるということがわかった。ベルギーのヴェスターズ・ネランクによって製作されたボディを纏い、1948年のブリュッセル・オートショーへの出展実績を持つ。

このショップは1923年創業だが、わずかに7台を生産したのちにトラック専門へと移行したのだった。このドライエはその生涯の大半をカリブ海に浮かぶセント・マーチン島で過ごしたようだ。その後、ニューヨークのヴィンテージ車専門店によって買い取られ、新たなオーナーにわずか350ドル(4万円)で売却された。

おすすめ記事

 

自動車ニュースの人気画像