仕上がりはセンセーショナル ポルシェ718ケイマンGT4 NA4.0ℓフラット6 420ps

公開 : 2019.07.31 10:10  更新 : 2019.08.01 23:27

自然吸気4.0ℓフラット6エンジンは420ps

この空力面での向上は新しいケイマンGT4にとっても重要な要素。なにしろニュルブルクリンクでポルシェ・カレラGTが2004年に記録したラップタイムより、718ケイマンGT4のラップタイムが上回ることになった。進化は時に厳しい事実を突きつける。

エンジンルームでも進化は進んでいる。ポルシェは一時期、通常のケイマンに搭載されている2.0ℓのフラット4ターボをチューニングしたユニットを、ケイマンGT4に搭載することも検討していた。しかし、ドイツ・ツフェンハウゼンのエンジニアは、それでは不十分なことに気付いた。そこで最新の992型911に採用している3.0ℓフラット6エンジンをチョイス。ターボを取り外し、ボアとストロークを大幅に大きくしている。思わず目を輝かせる読者もいるだろう。

結果、新しい9A2エボ・フラット6ユニットの排気量は4.0ℓにまで拡大。最高出力420psを8000rpmで発生させる。最大トルクは42.7kg-m。先代のGT4と比較すると最高出力は34psのパワーアップで、最大トルクは同値を確保しているが、発生回転域は5000rpmと高くなった。

鍛造製のクランクと、油圧式バルブと電圧制御で作動するピエゾ式インジェクターを備え、ピストンのストロークに応じて極めて迅速に、最適な燃料噴射を可能としている。しかし、このシステムが対応できるのは現状では8000rpmまで。9000rpmが欲しい次期GT3へ、ポルシェがこの4.0ℓフラット6を採用しなかった理由でもある。またタペットの代わりに抵抗の低いローラーカムフォロアも採用された。

3000rpm以下では、燃費向上のために片バンクを休止させることも可能。キャタライザー・コンバーターの温度低下による効率悪化を防ぐために、短時間で交互に休止バンクを交代するように制御されるという賢さだ。

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