仕上がりはセンセーショナル ポルシェ718ケイマンGT4 NA4.0ℓフラット6 420ps

公開 : 2019.07.31 10:10  更新 : 2019.08.01 23:27

すべてがベストといえる価格以上の完成度

確かにマニュアル・トランスミッションのギア比は気になる部分ではある。新しくトランスミッションを設計し直すのには莫大な費用が掛かる反面、ポルシェとしてはケイマンを10万ポンド以下(1360万円)で売りたいと考えているから、難しいところだ。

クラッチも強化されている。ペダル操作時のフィーリングはやや軽くなり、操作はしやすくなったといえる。シフトノブのストロークは短く、足元への意識を薄めて、2速から3速へとスライドさせる手に集中できることはありがたい限り。有用なオートブリッピング機能も追加されている。

この内容で、718ケイマンGT4の価格は7万5000ポンド(1020万円)前後となる。オプションのカーボンセラミック・ブレーキの追加には5597ポンド(76万円)、カーボンファイバー製のバケットシートには3788ポンド(51万円)、2.5kgの消化器に6点ハーネス、ロールケージが含まれるクラブスポーツ・パッケージには2778ポンド(37万円)が必要となる。

AUTOCARとしては、6点ハーネスは不要だと思うが、それでもオプションを追加して8万5000ポンド(1156万円)程度まで価格がつり上がったとしても、充分に価格価値は高いと思う。シャシーは驚異的に秀逸で、ブレーキやトランスミッション、ステアリングもすべてがベストといえる完成度。嬉しいのが、このGT4の生産が2022年まで続けられること。ポルシェは市場の需要に充分にこたえる台数をリリースし、短期的な投資目的での注文を減らそうとしているのだろう。

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