【一昔前ならスーパーカー級】フォーカスRS マウンチューンM520へ試乗 520ps

2020.03.16

サマリー

マウンチューンの手でチューニングを受けたフォード・フォーカスRS。モータースポーツ直結の味付けと、飛び抜けたスピードを獲得しています。最高出力520psを発揮する4気筒ターボのスペシャル・フォーカスを英国で評価しました。

もくじ

520psを繰り出すCセグのホットハッチ
2600rpm以下なら走りは穏やか
ドライで4速でもホイールスピン
最もスリリングなフォーカスRS
フォード・フォーカスRS マウンチューンM520のスペック

520psを繰り出すCセグのホットハッチ

text:Richard Lane(リチャード・レーン)
translation:Kenji Nakajima(中嶋健治)

 
マウンチューン社の手によるフォード・フォーカスRS マウンチューンM520。2000psを叩き出す無名のスーパーEVが登場する前の、一世代昔ならどんな見られ方をされただろう。

人間の限界の3割も発揮すれば、スーパーカーを操れた時代があった。ジュネーブ・モーターショーで、カレラGTのコンセプトカーが発表された2000年。その頃なら、とんでもない性能をフォード・フォーカスRSが獲得していると実感できたはず。

フォード・フォーカスRS マウンチューンM520(英国仕様)
フォード・フォーカスRS マウンチューンM520(英国仕様)

ポルシェがV10エンジンのスーパーカーを計画していた頃、マウンチューン社はフォーカスWRC用の4気筒ワークスエンジンを手掛けていた。実力派が作った520psを繰り出すCセグメントのホットハッチは、只者ではない。

M520にも4気筒ターボエンジンを搭載するが、ベースとするのは2.3Lのエコブースト・ユニット。最新のフォーカスSTが採用するものと同じだ。

ほかにM375と、M400rというチューニング・キットが用意されており、M520は最も過激なパッケージ。低抵抗のセラミックベアリングと低慣性タービンでアップデートされた、ボルグワーナー製ターボが主役となる。

カムシャフトやバルブトレインも専用品で、燃料ポンプも強化品。ガスケットやホース類、ボルトやナットまでもが、変更を受けている。

このエンジンを搭載するため、車体にはマウンチューン社製のインタークーラーとエアインテーク、エグゾーストなどが組み付けられる。フロントのドライブシャフトは強化品となり、デフもクワイフ製のLSDに交換。一方で、リアアスクル周りは標準のままだ。

 
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