【意外にも快適な高速走行】トヨタ・ランドクルーザー(2) 長期テスト

公開 : 2020.05.10 11:50  更新 : 2022.08.08 07:40

9300kmで9.5Lのアドブルー液を補充

ランドクルーザー・プラドは、取材の道具としても有用。ノースウェールズでの大規模なグループテストでは、大量の機材を運ぶ目的で、ビデオ制作チームに重宝がられた。

リアシートを起こした状態で380Lある荷室は、60:40で倒れるシートを畳めば、720Lにまで広がる。最初に背もたれを倒し、そのまま全体を前方に転がすように立ち上げると、ロックされる。

トヨタ・ランドクルーザー・プラド・ユーティリティ 3ドア(英国仕様)
トヨタ・ランドクルーザー・プラド・ユーティリティ 3ドア(英国仕様)

リアシートの空間は案外広々している。足元のレバーを蹴ると、助手席が前方に倒れ、乗降できるようになる。内側からドアの開け締めも可能なほど。

ただ、助手席に乗っている状態でレバーを蹴ると、かなりのスピードでシートが後ろに下がる。いたずらをして喜ぶのは子供だが、助手席の人は迷惑だ。

9300kmを走った頃、アドブルーの量が少ないと、警告灯が点いた。残り2400km以内に補充が必要とのこと。

早速10Lのアドブルー液を購入し、ボンネットを開けて継ぎ足すと、9.5Lがタンクに入った。次は警告灯が点いてからもう少し走って、10L全部入れたいところだ。

荷室に0.5Lだけ残ったアドブルーのボトルがあるのは、気持ちが良いものではない。もっと減ってから警告灯が点くか、少し大きめのタンクなら、より理想的だと思う。

テストデータ

気に入っているトコロ

駐車時の後方視界:ドアミラーが大きく、バックでの駐車がしやすい。

気に入らないトコロ

レバーの位置:フュエルリッドのリリースレバーが、ボンネットのレバーのすぐ隣りにある。まだ間違って引いてはいないが、いずれ間違うだろう。

テスト車について

モデル名:トヨタ・ランドクルーザー・プラド・ユーティリティ 3ドア(英国仕様)
新車価格:3万3955ポンド(458万円)
テスト車の価格:3万4655ポンド(467万円)

テストの記録

燃費:11.2km/L
故障:なし
出費:補充用アドブルー 17ポンド(2300円)

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