【16年の差】レクサス、日本ではなくアメリカで生まれた背景 アメリカ人幹部がトヨタ本社を口説いた

2020.03.31

サマリー

レクサスが誕生したのは、いま(2020年)から31年前となる1989年。それから16年後の2005年に母国日本に凱旋しました。なぜアメリカから展開したのか。日本とアメリカの商習慣の違いなどにスポットを当てます。

もくじ

レクサス、すっかり高級車の代名詞になった印象
「ホンダ、北米でちょっと変わった新戦略」
アメリカ人幹部らがトヨタ本社を口説いた
できれば行きたくない→いつも行きたい所に

レクサス、すっかり高級車の代名詞になった印象

text:Kenji Momota(桃田健史)

やっと、日本でも「レクサス=高級車」という意識が一般に定着した。そんな印象がある。

レクサスが誕生したの、いま(2020年)から31年前となる1989年。日本車でありながらアメリカで先行発売となった。

初代レクサスLS
初代レクサスLS

母国日本に凱旋したのは、生誕から16年後の2005年だ。

なぜ、これほど日本上陸が遅れたのか?

いや、そもそも、レクサスは日本での発売を念頭に計画されたブランドだったのだろうか?

様々な疑問があるなか、レクサスは日本でもアメリカと同じく、モデルのフルラインナップ化が進んでいる。

直近では、2018年にSUVのエントリーモデルとして新作UXを導入した。UXの開発チームとじっくり意見交換したが、「アメリカありき」とか「中国重視」、さらには「日本市場は後付け」といった仕向け地に序列をつけるような意識はまったく感じなかった。

UXに見られるように、近年のレクサスはクルマという枠組みを超えた、グローバルなブランドとして仕向け各地で認識されている。

ユーザーにとって「レクサスは、レクサスという高級ブランド」という意識を持っている。

別の見方をすると、トヨタの母国であり、乗用車市場の約半分をトヨタが占める日本において、「レクサスは、たんなるトヨタの上級モデル」というユーザーの意識を変えることはとても難しかった……、といえる。

では、レクサスはどうして日本ではなく、アメリカで立ち上がったのか?

 
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