【違いがハッキリ】メルセデス・ベンツ新型GLA ライバルとデータ比較 X2/XC40/イヴォーク/CX-30/XV/ヴェゼル

公開 : 2020.06.29 11:52  更新 : 2021.10.11 09:33

最大トルク

オフロードではパワーより厚いトルクが武器になる。この数値を見比べるとクルマの作り方が見えてくる。

本項目も数値が高い順に並び替えている。

新型GLA日本仕様に搭載される2Lディーゼル・ユニット。
新型GLA日本仕様に搭載される2Lディーゼル・ユニット。

ディーゼルでトップになったのはイヴォークで、2位のX2に大きな差を付けた。

イヴォーク:43.8kg-m/1750-2500rpm(1999ccディーゼル・ターボ)
X2:35.7kg-m/1750-2500rpm(1995ccディーゼル・ターボ)
GLA:32.6kg-m/1400-3200rpm(1950ccディーゼル・ターボ)
CX-30:27.5kg-m/1600-2600rpm(1756ccディーゼル・ターボ)

ガソリン・モデルではXC40 T5が最大数値をマークし、イヴォークが続いた。

XC40 T5:35.7kg-m/1800-4800rpm(1968ccターボ)
イヴォーク:32.6kg-m/1500-4000rpm(1995ccターボ)
XC40 T4:30.6kg-m/1400-4000rpm(1968ccターボ)
X2:28.6kg-m/1350-4600rpm(1998ccターボ)
X2:22.4kg-m/1480-4200rpm(1498ccターボ)
CX-30:22.8kg-m/3000rpm(1997cc SKYACTIV-X)
CX-30:20.3kg-m/4000rpm(1997cc NA)
XV:19.2kg-m/4000rpm(1995cc NAハイブリッド)
ヴェゼル:15.9kg-m(1496ccエンジン)/16.3kg-m(モーター)

トランスミッション

トランスミッションは、SUVの世界でも多段化が進み、8速ATさえ当たり前になってきたようだ。

そのなかにあって、イヴォークは9速ATを採用していることに注目したい。

新型GLA日本仕様にまず導入された「GLA 200 d 4マティック」は四輪駆動の8速DCTモデル。
新型GLA日本仕様にまず導入された「GLA 200 d 4マティック」は四輪駆動の8速DCTモデル。

一方で日本勢はCVTとATが使い分けられている。

GLA:8速DCT
X2 xドライブ20i MスポーツX:8速AT
X2 sドライブ18i:7速DCT
XC40:8速AT
イヴォーク:9速AT
CX-30:6速AT
XV:CVT
ヴェゼル:7速DCT(ハイブリッド車)

0-100km/h加速

駿足さを表わす物差しの1つが、0-100km/h加速だ(数値には欧州仕様値のデータを含む)。

ディーゼル・モデルではX2がベスト・タイムを記録。ガソリン・モデルではXC40 T5の速さが際立っている。

BMW X2 は、エアインテークやバンパーカバーなど専用デザインを採り入れたMスポーツXをラインナップする。
BMW X2 は、エアインテークやバンパーカバーなど専用デザインを採り入れたMスポーツXをラインナップする。

なお日本車の国内向け仕様は、カタログに記載がないため比較対象から除外した。

X2 xドライブ18d MスポーツX:7.7秒
GLA:8.9秒
イヴォーク:9.3秒(1999ccディーゼル・ターボ)

XC40 T5:6.5秒
X2 xドライブ20i MスポーツX:7.6秒
XC40 T4:8.5秒
イヴォーク:8.5秒(1995ccターボ)
X2 sドライブ18i:9.6秒

記事に関わった人々

  • 上野和秀

    Kazuhide Ueno

    1955年生まれ。気が付けば干支6ラップ目に突入。ネコ・パブリッシングでスクーデリア編集長を務め、のちにカー・マガジン編集委員を担当。現在はフリーランスのモーター・ジャーナリスト/エディター。1950〜60年代のクラシック・フェラーリとアバルトが得意。個人的にもアバルトを常にガレージに収め、現在はフィアット・アバルトOT1300/124で遊んでいる。

関連テーマ

おすすめ記事

 

ランドローバー レンジローバー・イヴォークの人気画像