【丸くない=ヨークハンドルのFスポーツも設定】レクサスのBEVクロスオーバー『RZ』がマイナーチェンジ!
公開 : 2025.12.24 13:30
レクサス初のBEVモデルRZがマイナーチェンジを受けました。BEVシステムが全面刷新されたほか、高性能グレードのFスポーツには、ステアバイワイヤとともに、なんと丸くないステアリングも採用されました。
レクサスRZをフルモデルチェンジ
レクサスは12月24日、DセグメントのEVクロスオーバー『レクサスRZ』を改良して発売した。
改良新型RZは、2022年にレクサス初のEV専用モデルとして登場した初期モデルからバッテリーEVシステムを全面刷新、モーターの高出力化や航続距離の伸長、充電所要時間の短縮を実現した。

また。四輪駆動システム『ダイレクト4』の特性やサスペンション設定を見直すとともにレクサスが取り組む『味磨き』の知見を取り入れてボディ剛性を強化、さらにはロードノイズや風切音低減させたことで、レクサスらしい走りの味を深化させた。
さらには、『RZ 550e Fスポーツ』グレードではレクサス初の採用となる『ステアリングバイワイヤシステム』と、シフト操作時の高揚感を高めるサウンド演出と8速ギアのシミュレーションにより、走りの楽しさをもたらす『インタラクティブマニュアルドライブ』を設定する。
また、『Fスポーツ』にはロック to ロックが200度というステアバイワイヤ専用の異形タイプのステアリングホイールを採用している点も目新しい。
グレード展開は、FWDの『RZ 350eバージョンL』、AWDの『RZ 500eバージョンL』、そしてAWDの高性能グレード『RZ 550e Fスポーツ』 の3モデルで構成される。
改良新型レクサスRZの価格は、790万円(RZ 350eバージョンL)から950万円(RZ 550e Fスポーツ)となる。
BEVシステムを全面刷新
改良新型RZではBEVシステムを全面的に刷新、基本性能を徹底的に追求した。
モーターの高出力化(227ps)とインバーターの高効率化により進化した『eアクスル』を前後輪に搭載することで、システム最高出力339.9ps(RZ 500e)と動力性能を向上させるとともに、AWDモデルで最大629km、FWDモデルで最大733kmと航続距離を伸長した。

リチウムイオンバッテリーを採用する駆動用バッテリーは、大容量化とバッテリーパック構造の最適化、充電器の性能向上および制御の改良により充電性能を向上(チャデモ規格で最大150kWに対応)。
特に低温環境下においては、あらかじめ電池温度を最適な状態に調整する『電池プレコンディショニング機能』の採用により、急速充電では最大30分以上の充電所要時間の短縮を実現した。
AWDモデルに搭載されている、電動化技術を活用した四輪駆動制御システム『ダイレクト4』。今回のマイナーチェンジではこの特性を見直し、走りのコンセプトである『ザ・ナチュラル(The Natural)』を磨き上げた。
具体的には、前後の駆動力を60:40から0:100の間でリアルタイムに最適化させる『ダイレクト4』の制御を、VDIM(車両運動統合制御システム)と連携することで、路面状況や運転状況に応じた最適なトラクションを発揮するというもの。
さらにサスペンションのセッティングの変更もあわせて、コーナリング性能や加速性能がさらに強化され、ドライバーに自然で直感的な運転体験『レクサス・ドライビング・シグネチャー』を提供する。


































































