アウディは最も強力なV6ディーゼルをA6およびA7に投入した。この3リッター・ツインターボ・ディーゼルは、309bhp/3900rpm-4500rpmのパワーと66.1kg-m/1450-2800rpmのトルクを持ち、8速のティプトロニック・ギアボックスと組み合わせられる。そのパワーは、A6サルーンに0-100km/h加速5.1秒という数値をもたらす。これはBMW535dの0-100km/h加速5.5秒よりも速い数値だ。

アウディの既存のTDIエンジンのように、新しいV6エンジンはスタートストップ・システムを持ち、18.8km/lという高い燃費をマークする。また、このツインターボ・エンジンは、ガソリンの高性能エンジンのようなエグゾーストノートを奏でるような特徴がある。

A6、A7ともに6.5インチのナビゲーションと、ミラノ・レザーのトリム、ドライバーが選択可能なダイナミックシステム、ライトおよびレインセンサー、そしてキーレスエントリーを標準装備する。また、シャープなハンドリングをもたらすスポーツ・ディファレンシャルもオプションで用意されるという。

新しいBiTDIエンジンは、A6サルーン、A6アバント、A7スポーツバックのSおよびSEグレードに用意される。また、A6クワトロは、今月販売開始されるが、この新しいエンジンは今年中に追加される予定だ。

価格はA6サルーンSEの43,810ポンド(5,257,000円)からはじまり、A7スポーツバックSの53,435ポンド(6,412,000円)までとなっている。

また、A5にも新しいエンジンが搭載される。134bhpまたは160bhpの2リッターTDIeエンジンがそれだ。

160bhpバージョンは27.3km/lの燃費を持ち、クーペとスポーツバック両方に用意される。クーペでその数値を見ると、115g/kmのCo2排出量で、0-100km/h加速は8.4秒となっている。134bhpバージョンのスポーツバックは0-100km/h加速9.5秒で、Co2排出量は117g/kmとなる。両エンジンとも6速マニュアル・トランスミッションが組み合わせられる。

更に、アウディはすべての4気筒TDIsのために、新しいSEテクニックというグレードを用意した。SEスポーツバックに対して1000ポンド(12万円)、SEクーペに対して500ポンド(6万円)のプレミアムとなるこの仕様は、SEに標準の装備に加えて、サテライトナビ、ステレオシステム、iPod接続、フロントおよびリアのパーキング・アシスト・センサー、クルーズコントロールなどが付く。

新しいエンジン他、スポーツバックは141bhpと174bhpの2.0リッター・ガソリンエンジンと、3.0リッターのV6TDIエンジンを引き続き選ぶことができ、A5クーペは174bhpの2リッターTDIと、2タイプのV6ディーゼルを選ぶことが可能である。