ボルボ次期『EX40』来年投入へ 最新プラットフォーム『SPA3』で全面刷新 ブランドを支える重要モデル
公開 : 2026.11.06 07:25
ボルボは発売から10年近く経つ小型クロスオーバー『XC40』の後継車として、新プラットフォーム『SPA3』をベースとする次世代EVを計画しています。収益改善に向けた極めて重要なモデルとなります。
EX60より安価なEVモデル
ボルボは来年、革新的な新プラットフォーム『SPA3』を採用した手頃な価格のEVモデルを欧州に投入する予定だ。これは現行の『EX40』の後継車となる小型クロスオーバー車と見られている。
2027年夏以降の納車開始が見込まれており、5万7000~7万ポンド(約1210~約1490万円)の価格帯にある『EX60』よりも広範な低価格市場セグメントをターゲットとする。

EX40の後継車は、ボルボが2030年までに世界的に発売する13車種の新型車のうちの1つだ。
ボルボはこのほかにも、SPA2プラットフォームをベースにした米国市場向けの新型フラッグシップSUVや、親会社であるジーリー(吉利汽車)のモジュラーアーキテクチャーをベースにした中国専用の6車種も開発中だ。
ガソリンモデルと並行販売か
ボルボはEX60に続く次期SPA3採用車について具体的な詳細を明らかにしていないが、低価格帯をターゲットとすることから、欧州で最も人気のあるCセグメントに相当する小型SUVではないかと推測される。Cセグメントでは現在、『XC40』がラインナップされており、最近フェイスリフトが行われたものの、市場投入から10年近くが経過している。
XC40はガソリンエンジン搭載モデルとEVモデル(EX40)の両方が用意され、『XC60』に次いで、ボルボで2番目に売れているモデルラインである。新型車はEX40の後継車となる可能性があり、ガソリンモデルのXC40は現行のCMAプラットフォームをベースに販売継続される見込みだ。これはEX60とXC60の関係性と同じだ。

ボルボは以前、欧州向けのラインナップには「新型のローボディおよびハイボディタイプ」が加わると述べ、近年縮小しつつあったセダンやステーションワゴンモデルの再導入を示唆していた。しかし、この新型車は量販に重きを置いていることから、欧州で絶大な人気を誇るSUVタイプとなる可能性が高い。
航続距離は660km以上?
SPA3プラットフォームは、小型の『EX30』(全長4.2m)から大型の『EX90』(全長5.0m)まで、幅広いサイズのモデルに使用可能だ。パッケージングの柔軟性を重視した設計のため、フロアパン内のバッテリーセルの配置を変更することでさまざまなボディタイプに対応できる。
SPA3プラットフォームでは、新しいセル・トゥ・ボディ方式のバッテリー設計、部品数削減につながるメガキャスティング生産方式、そして効率性と走行性能を向上させる新世代のパワートレインハードウェアなどが導入されている。

もし新型車がEX40と同等のサイズであれば、EX60よりも約300mm短くなるだろう。そのため、航続距離800km以上を実現するようなEX60の大容量バッテリー(112kWh)を搭載するとは考えにくい。しかし、ミドルレンジの91kWhバッテリーなら搭載できる可能性があり、660km以上の航続距離も期待できる。この価格帯の小型クロスオーバーとしては競争力のある性能であり、なおかつ370kWの急速充電にも対応できる。











































