このスパイショットは、ラ フェラーリをベースとしたル・マンLMP1レーシング・モデルの開発が進められていることを表したもの。先月、2度ほどフィオラノのテストコースで、レース専用エンジンを走行している姿が目撃されている。その固定のリア・ウイングとルーフ・スクープは、これがロードゴーイング・モデルではなく、レース専用のマシンであることを示している。

先月、フェラーリのルカ・ディ・モンテゼモーロは、スポーツカー・レース・プログラムへの参加を検討しているとwww.autosport.comに話していた。

「われわれは革新的なテクノロジーに取り組んでいる。当然の帰結として、そのテクノロジーをル・マンで試すということはありえる。ル・マンのレギュレーションが正しい方向に向かうのであれば、フェラーリは直ぐにでも勝利を納められるだろう。」とコメントしている。

これに対し、マクラーレンP1は既に現在のレース・レギュレーションを満たすように設計されたクルマである。このことから、F-1におけるフェラーリとマクラーレンの戦いがスポーツカー・レースでも繰り広げられるのではないかという憶測もある。しかし、マクラーレンのスポークスマンは現時点ではその計画はないとしちえる。

フェラーリはこの件に関しては一切のコメントを発表していない。