どうなる自動車業界? 2021年度の新車販売、再び500万台割れ 3月も2ケタ減に

公開 : 2022.04.02 14:15

3月の新車販売レポートです。前年比2ケタ減が続きます。各メーカーの台数と、業界の声をまとめました。2021年度の実績も振り返りましょう。

登録車/軽 またも、前年比2ケタ減 

執筆:Naojiro Onuki(大貫直次郎)

新型コロナウイルスのまん延防止等重点措置が解除される一方、半導体などパーツの供給不足の長期化などによって、生産現場に影響が出ている日本の自動車業界。

2022年3月の国内新車販売台数は、その状況が明確に表れた。

昨年11月から軽のシェアトップを維持してきたダイハツ。3月は前年同月比21.8%ダウンで、軽の首位をスズキに明け渡す結果に。
昨年11月から軽のシェアトップを維持してきたダイハツ。3月は前年同月比21.8%ダウンで、軽の首位をスズキに明け渡す結果に。    佐藤正勝

登録車の新車販売台数は、前年同月比14.8%減の32万7293台と、7か月連続のマイナス。

また、3月の軽自動車の国内新車販売台数も、同18.9%減の18万5569台と、10か月連続でのマイナスを記録する。

結果として、トータルでの国内新車販売台数は、同16.3%減の51万2862台と、9か月連続での前年割れとなった(自販連/全軽自協の速報値)。

マイナス幅は2021年9月の同32.2%減をピークに縮小していたものの、2022年1月に入って同14.2%減と再拡大し、2月は同17.9%減とさらに拡大。

今月は2月に比べると改善したが、それでも1月を上回るマイナス幅となった。

2021年度の実績は?

なお、2021年度(2021年4月~2022年3月)の新車販売台数は、登録車が前年度比8.2%減の266万855台と5年連続のマイナス、軽自動車が同11.5%減の155万4971台と3年連続のマイナス。

トータルで同9.5%減の421万5826台と3年連続でのマイナスで、かつ2年連続での500万台割れに落ち込んだ。

ホンダ登録車、辛くもプラス 軽は?

登録車の3月のブランド別新車販売台数では、ヴェゼルなどの販売が堅調なホンダが前年同月比0.4%増(3万4279台)。

新型アウトランダーPHEVの受注が伸びた三菱自が同7.3%増(6463台)とプラスを成し遂げる。

半導体不足に苦しむなか、ホンダの登録車は辛くも前年比プラスを記録。しかし、軽は、2ケタ減になってしまった。
半導体不足に苦しむなか、ホンダの登録車は辛くも前年比プラスを記録。しかし、軽は、2ケタ減になってしまった。    AUTOCAR JAPAN編集部

また、日産は同8.3%減(3万8275台)と1ケタ減に抑えた。

それ以外のブランドはすべて2ケタのマイナスで、トヨタは同13.9%減(15万6545台)、マツダは同24.2%減(1万9107台)、スバルは同13.1%減(1万1387台)、スズキは同24.0%減(1万968台)、ダイハツは同17.4%減(4254台)、レクサスは同31.0%減(4044台)と低迷した。

軽は、全ブランドがマイナス

軽自動車の3月のブランド別新車販売台数では、全ブランドが前年割れを記録する。

そのなかで、前年同月比23.7%減ながら5万3704台を販売したスズキが、5か月ぶりのシェアトップにつく。

4か月連続で首位を守っていたダイハツは、同21.8%減(5万2539台)と伸び悩んで第2位に陥落した。

また、ホンダは同14.6%減(3万9222台)を記録。そして、ルークスの生産および販売を本格的に再開した日産は同4.8%減(2万6067台)、eKスペース/eKクロススペースの生産および販売を再開した三菱自は同30.7%減(5247台)にとどまる。

一方、OEM供給を受けるブランドはすべて2ケタのマイナスで、マツダが同13.9%減(3536台)、トヨタが同14.5%減(3168台)、スバルが同19.9%減(2084台)と苦戦した。

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