「史上最高」 レンジローバー・スポーツ試乗 兄貴分なみ高級感/兄貴分しのぐ外観

公開 : 2023.08.02 20:45

身近な立ち位置は変わらず

3代目で名実ともに「スポーツ」の名が相応しい1台へと成長したレンジローバー・スポーツ。そのパワーユニットは最上級のSVエディション1を除けば300psを発生する3L直6ディーゼルMHEVの、所謂D300ユニットが搭載されている。

今回試乗したレンジローバー・スポーツ・ダイナミックHSE D300の心臓ももちろん最新のディーゼルMHEVである。

実際のレンジローバー・スポーツのクオリティや走りは、兄貴分と価格ほどの差はないと思う。一方スタイリッシュな見た目というアドバンテージは確かに存在する。
実際のレンジローバー・スポーツのクオリティや走りは、兄貴分と価格ほどの差はないと思う。一方スタイリッシュな見た目というアドバンテージは確かに存在する。

最上級のSVエディションONEに積まれている4.4LのガソリンV8の方がレスポンスがはるかに鋭く、レンジ・スポーツのシャシーセッティングと相性がいいことを、筆者はレンジローバーで確認している。

だがレンジ・スポーツと兄貴分との差異で重要なのは走りだけではない。高級化の一途を辿っているレンジローバーと比べ、レンジ・スポーツは設えだけでなく価格的にカジュアルであることが求められているのだ。

スタートプライスはレンジローバーの1866万円に対し、レンジローバー・スポーツは1131万円から。つまりどちらか迷うというより、レンジローバーとヴェラールの間を埋めるレンジローバ・ファミリーの次男坊として見るべき1台なのである。

実際のレンジローバー・スポーツのクオリティや走りは、兄貴分と価格ほどの差はないと思う。一方スタイリッシュな見た目というアドバンテージは確かに存在する。

史上最高のレンジローバー・スポーツという表現は全く誇張ではないのである。

レンジローバー・スポーツ・ダイナミックHSE D300のスペック

価格:1296万円
全長:4960mm
全幅:2005mm
全高:1820mm
最高速度:km/h
0-100km/h加速:秒
燃費:-
CO2排出量:-
車両重量:2670kgkg
パワートレイン:3L直列6気筒ディーゼル・ターボチャージャー
使用燃料:ガソリン
エンジン最高出力:300ps/4000rpm
エンジン最大トルク:66.3kg-m/1500-2500rpm
モーター最高出力:18ps/5000rpm
モーター最大トルク:4.3kg-m/2000rpm
ギアボックス:8速オートマティック

レンジローバー・スポーツ・ダイナミックHSE D300
レンジローバー・スポーツ・ダイナミックHSE D300

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