フェラーリ初EVは『ルーチェ』と命名! インテリアは元iPhoneデザイナー監修、ナルディ風ステアリングホイール採用
公開 : 2026.02.10 17:25
フェラーリ初の市販EVの名称が『ルーチェ』となることが発表されました。同時にインテリアデザインも公開。ガラスとアルミを多用した高級感あるキャビンには、多数の物理ボタンと伝統的なステアリングホイールが備わります。
もくじ
ーアルミとガラスを多用した高級感あるキャビン
ー物理的で没入感のあるインターフェースを追求
ー伝統と未来感を融合したタイムレスな体験
ーステアリングホイールは1950年代のナルディに着想
ー立体感のあるインストゥルメントパネル
アルミとガラスを多用した高級感あるキャビン
フェラーリ初のEVは『ルーチェ(Luce)』と命名され、元iPhoneデザイナーのジョニー・アイブ氏監修による革新的なインテリアを採用することが明らかになった。
新型ルーチェは4ドアの4人乗りGTで、4モーター駆動システムにより最大1000psを発揮する見込みだ。完全公開は5月を予定している。

開発初期には『エレットリカ』と呼ばれていたが、フェラーリは量産モデルの名称を『ルーチェ』とすることを正式に発表した。ルーチェはイタリア語では「光源」を意味し、口語的に「電気」を指す言葉としても使われる。ベネデット・ヴィーニャCEOは、「フェラーリの未来を照らす」というコンセプトを反映した名称だと述べた。
ルーチェの内外装デザインには、アップルの元デザイン責任者アイブ氏が設立したデザイン会社、ラブフロム(LoveFrom)が携わっている。アイブ氏はiPhone、iPad、MacBook、Apple Watchなどの製品デザインやiOSオペレーティングシステムのユーザーインターフェースを監督してきた。
ルーチェのインテリアはタッチスクリーンだけでなく、物理的な操作系を多数備えている。アイブ氏は、運転中のタッチ操作は「視線をそらす必要がある」ため、車内をタッチスクリーンのみとすることは「決してない」と述べた
しかし、アイブ氏の影響は顕著に表れており、特にアルマイト加工(陽極酸化処理)されたアルミニウムと、コーニング社製の強化ガラスの使用が目立つ。これらはアップル製品の特徴である。可動式の10インチタッチスクリーンも、iPadを連想させるデザインだ。
フェラーリのデザイン責任者フラビオ・マンゾーニ氏は、このインテリアデザインを「唯一無二」かつ「業界を揺るがすもの」と表現した。
物理的で没入感のあるインターフェースを追求
アイブ氏は、プラスチックではなくガラスを多く取り入れた理由として、強度が高く、高級感がある上、総重量はわずか10kg増にとどまると説明した。また、キャビンは機能的でインタラクティブかつ「生きている」ものでなければならず、そのため物理的なスイッチを多用したと語った。
「パワートレインが電気だからといって、インターフェースはデジタルであるべきだという考えはナンセンスです」とアイブ氏は言う。「わたしには理解できません」

「わたし達が強く望んだことの1つは、物理的で没入感のあるインターフェースを追求するということでした。アナログ表示の最も強力な要素を取り入れ、デジタル表示と融合させるのです」
このアプローチが最も顕著に表れているのが、12.5インチのインストゥルメントパネルだ。例えば、速度やパワーなどを表示する3つのダイヤルは、特注の極薄サムスン製OLEDスクリーンを2枚重ね、凸面ガラスをはめることでアナログ的な外観を演出している。デジタルのオドメーターにも物理的な針が採用されている。




















