ブリヂストンの新機軸アレンザとフィネッサ(2) エコピアとは差別化 新たな乗用車用スタンダードタイヤを目指す

公開 : 2026.02.11 17:05

ブリヂストンが、SUV用プレミアムタイヤ『アレンザ LX200』と、乗用車用スタンダードタイヤ『フィネッサ』というふたつの新製品を発表しました。ここでは新たに誕生したブランド、フィネッサを篠原政明が紹介します。

ブリヂストンの新たな主軸候補

ブリヂストンが、SUV用プレミアムタイヤ『アレンザ LX200』と、乗用車用スタンダードタイヤ『フィネッサ』というふたつの新製品を発表した。

そこで両製品の商品企画を担当した、ブリヂストンタイヤソリューションジャパン商品企画本部消費財商品企画部の尾賀俊介部長と、開発を担当した、ブリヂストンPSタイヤ製品企画第1部の松永家朋部長に話を伺った。

ブリヂストンが『アレンザ LX200』と『フィネッサ』を発表。本稿ではフィネッサHB01を紹介する。
ブリヂストンが『アレンザ LX200』と『フィネッサ』を発表。本稿ではフィネッサHB01を紹介する。    ブリヂストン

ここでは、ブリヂストンの新たなブランドとして登場した『フィネッサ』についてご紹介しよう。

フィネッサ(FINESSA)とは、『ファイン(FINE)』+『セーフティ(SAFETY)』の造語だ。『安心、安全(SAFETY)』と、より『快適で心地よい(FINE)』車内空間を提供し、ライフスタイルや価値観の変化に対応した、新たな乗用車用スタンダードタイヤを目指していることから命名された。

ブリヂストンでは、既にベーシックタイヤの『ニューノ(NEWNO)』やエコタイヤの『エコピア(ECOPIA)』がラインナップされているが、快適性(主に静粛性)や安心感(主にウエット性能)を押し出すために、ブランドの差別化を図るという意味もあって、あえて新たなブランドとして『フィネッサ』を送り出したという。

なお、ブリヂストンでは『プレイズ(PLAYZ)』という乗用車用タイヤもラインナップしていたが、こちらはサイズ展開を縮小してミニバン専用として販売を続けている。

ファミリーカーを中心としたサイズをラインナップ

フィネッサは、軽乗用車からコンパクトカー、小型セダンやSUVなどファミリーカーを中心としたサイズをラインナップし、多くのユーザーに選んでもらうことを狙っている。

従って、低燃費を前面に打ち出していたエコピアの後継商品でもない。販売店側としては売り分けが難しくなるかもしれないが、それぞれの商品の特性を理解して販売してもらいたい関係者は語る。

14~16インチがメインだが、最近はファミリーカーでもサイズは大きくなっており、19インチまで設定した。
14~16インチがメインだが、最近はファミリーカーでもサイズは大きくなっており、19インチまで設定した。    神村聖

まずは14~16インチがメインだが、最近はファミリーカーでもタイヤサイズは大きくなっており、19インチまで設定している。プレミアムなクルマではないけれどタイヤサイズは大きいクルマにも、このフィネッサは適しているようだ。

ウエット性能はかなり意識しており、バランスの良いタイヤとして、ブリヂストンでは主軸として展開していく。この領域での新しいブランドはブリヂストンとしては久しぶりであり、まずは名前を浸透させていきたいという。

そしてユーザーや販売店の意見を聞きながら、今後もサイズやバリエーションを見直し、またOEM装着も検討していきたいとのことだ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    篠原政明

    Masaaki Shinohara

    1958年生まれ。某自動車雑誌出版社をめでたく? 卒業し、フリーランスのライター&エディターに。この業界に永くいるおかげで、現在は消滅したものを含めて、日本に導入されている全ブランドのクルマに乗ってきた……はず。クルマ以外の乗りものもけっこう好きで、飛行機や鉄道、さらには軍事モノにも興味があるらしい。RJC会員。
  • 撮影

    神村聖

    Satoshi Kamimura

    1967年生まれ。大阪写真専門学校卒業後、都内のスタジオや個人写真事務所のアシスタントを経て、1994年に独立してフリーランスに。以後、自動車専門誌を中心に活躍中。走るのが大好きで、愛車はトヨタMR2(SW20)/スバル・レヴォーグ2.0GT。趣味はスノーボードと全国のお城を巡る旅をしている。
  • 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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