2025年版 自動車専門誌が選ぶ、最高のクーペ 10選 美しさと速さを求める魅惑的なクルマ

公開 : 2025.05.18 18:25

デザイン、快適性、ダイナミズム、パフォーマンスなど、さまざまな観点からAUTOCAR英国編集部イチオシの「クーペ」を10台紹介します。芸術性を宿らせたプロポーションや機敏な走りなど、その魅力は計り知れません。

底知れぬクーペの魅力

スタイリング、走行性能、快適性、実用性など、さまざまな観点からAUTOCAR英国編集部が選ぶ最高のクーペを10台紹介する。

1世紀以上にわたり、低いルーフラインのデザインはさまざまな感情を引き起こし、多くの購入者を惹きつけてきた。そして、現在販売されているクーペにおいても、その伝統は受け継がれている。

現在販売されているものの中から、特に優れたクーペを10台厳選する。
現在販売されているものの中から、特に優れたクーペを10台厳選する。

車内の座席数やドアの枚数(2~5ドア)に関わらず、優れたクーペのプロポーションには、魅惑的で洗練された芸術性が宿っている。

高級車や高性能車では多くのクーペが存在するが、手頃な価格帯のモデルは絶滅の危機に瀕していると言える。

しかし、2026年にホンダプレリュードが復活することは、希望の光だ。販売が好調であれば、他のメーカーも追随するだろう。もし、残念な結果に終われば、手頃な価格のクーペたちは将来的に、後席ヘッドルームが窮屈なクーペSUVに置き換えられてしまうだろう。

AUTOCAR英国編集部は、BMW 4シリーズを最高のクーペと評価している。その理由や、他のモデルについても詳しく紹介していこう。

(翻訳者注:各モデルの装備や価格は英国仕様に準じます)

1. BMW 4シリーズ・クーペ

デザイン:8点 インテリア:8点 パフォーマンス:9点 乗り心地とハンドリング9点 コスト:8点
長所:定評あるダイナミクスとパフォーマンス 広めのトランクスペース 素晴らしいドライビングポジション
短所:オプションが高い グリルのデザインは依然として疑問
最大の特徴:実用性の高さ

BMW 4シリーズ・クーペは、このジャンルの真髄を体現している。誰かに2ドア、4人乗りのクーペを想像してもらえば、きっと4シリーズのようなクルマのイメージが浮かぶだろう。少なくとも、側面からの姿で。

1. BMW 4シリーズ・クーペ
1. BMW 4シリーズ・クーペ

「このスタイリングの動機が何であれ、その客観的なクオリティを語らないのは大きな不公平と言えるだろう。M440iは、1年中毎日乗り、あらゆる旅で楽しむことができるクルマだ」
――マット・ソーンダース、ロードテスト編集者

3シリーズではなく4シリーズを選ぶメリットとしては、よりシャープなハンドリングと、より高級感のある仕上がり、そしてコンバーチブルを選べることが挙げられる。

エンジンラインナップはかつてほど豊富ではなく、英国仕様ではディーゼルエンジンも廃止されたが、最高出力187psのエントリーモデルから、374psの最上位モデル『M440i』まで、さまざまなガソリンエンジンが最高のパフォーマンスを発揮してくれる。

1つアドバイスをするなら、ドアが長いことを念頭に置いておこう。狭い駐車場では扱いにくい場合がある。

それでも、平均的な身長の大人が後部座席でも快適に過ごせ、4人分の週末旅行の荷物を収納できる十分な容量のトランクも備わっている。

記事に関わった人々

  • 執筆

    キースWRジョーンズ

    Keith WR Jones

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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