Juju(野田樹潤)ブログ
2025.07.24

【Juju(野田樹潤)ブログ】第118話:充実していた富士テスト、192周を走破
セッティング以上の成果がありました
私たちは今回のテストに向けマシンを完璧な状態に仕上げ、様々なプログラムを用意してきました。
その内容はここに書き切れないくらいたくさんあるので細かな部分は割愛させてもらいますが、次のレース(7月18~20日に富士スピードウェイで開催の第6戦、7戦)に向けたものではありません。それよりも、開幕からこれまでできていなかったマシンの全体的な方向性を決めるような感じです。

そのうえで、計画していたテストプラグラムの結果がどのように出るのか、そしてその結果を受けてさらにその先を試す、といったことを何度も繰り返す感じなのです。

セッティングはもちろんですが、それ以上に今回のテストでよかったのは、笠井さんをはじめとするエンジニアと私のコミュニケーションの部分でした。
これまではレース本番で焦っていることもあって、お互いの言っていること、表現の仕方などをうまく理解できていない部分がありました。例えば「サスペンションがちょっと硬い」というやりとりがあっても、お互いの『ちょっと』がどれくらいのものなのか、しっかりと認識できていなかったんです。

またタイヤの関しても、今回のテストではある程度のロングディスタンスを走って、グリップがどのように変化していくのかという部分までこれまで以上にしっかりと理解することができたと思っています。
























