カーレビュー

2017.11.12

韓国の下克上? キア・スティンガー、BMW/ジャガーに勝負 後編

キア・スティンガーGT-S/ジャガーXE S/BMW 440iクーペ
[編集部より]

後編です。キア・スティンガーGT-Sは、ジャガーXE S/BMW 440iクーペに勝てたのでしょうか?

XE-Sのオーナーがキアと過ごしたなら

どんなスペックを並べ立てようとも、率直に言えばジャガーXE-Sの感触はキアに似ている。つまり、レスポンスの鋭い380psスーパーチャージャー付きV6エンジンにも関わらず、こういった道ではそのグリップ能力がアドバンテージになる。

そのパワーは265サイズのピレリ・Pゼロに伝達されるが、サスペンションは制御不能になる前にボディの動きをコントロールする。

テスト車両はサーキット向きのホイールにまるでゴムバンドのような薄いタイヤを装着していたが、英国のB級路での乗り心地はキアに似て安定し、そのたくましい見た目から想像されるような感触を感じさせることは無かった。

直線ではわからなかったが、ジャガーの総アルミニウム製プラットフォームはコーナーに侵入する際には美しく姿勢を整え、そのフロントは他のライバル達よりもはるかに多くの情報をもたらしてくれる。

若干弾性を感じさせる重めのステアリングからのフィードバックは十分とは言えないが、路面をがっちりと掴んでより多くの満足が得られる。このクルマはアクセルをさらに踏み込むように求め、極端なほころびを感じさせることなどないだろう。

最初のテストとしてはスティンガーGT-Sにとって厳しいが、このクルマはわずかだがXE-Sよりも乗り心地で劣り、敏捷性も及ばない。

つまりこういう事だ。この2台には似通った部分は多いが、もしXE-Sのオーナーが週末をスティンガーと共に過ごすように強いられれば、月曜の朝には後悔することになる。

両モデルともGTとしての役割を果たすとともに見かけよりも俊足だ。ジャガーの3.0ℓエンジンはより強力で、より高回転を許容するが、ニュルブルクリンクで鍛えられたシンプルな韓国製モデルの方が、より楽しみを実感させてくれる時もある。

BMWについても同様だ。

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