アウディ『A1』と『Q2』生産終了 10年以上の歴史に幕 コンパクトカーから大型高級車へ軸足

公開 : 2026.04.28 17:45

アウディは『A1』と『Q2』の生産に幕を下ろしました。A1は2010年から138万台、Q2は2016年から88万台を売り上げた人気のコンパクトモデルですが、直接的な後継車の計画はありません。

代わりに『A2』がまもなく登場

アウディは、コンパクトハッチバック『A1』とクロスオーバー『Q2』の生産を終了した。10年以上にわたる歴史にピリオドが打たれた。

2010年の発売以来、A1の累計販売台数は138万9658台、Q2は2016年以来で計88万7231台に達した。アウディによると、特にドイツ、英国、イタリアで人気が高かったという。

生産終了したA1スポーツバック
生産終了したA1スポーツバック    アウディ

両モデルの直接の後継車は投入されない。アウディは手頃な価格の小型車から身を引き、代わりに収益性の高いプレミアムセグメントに注力する方針だ。

新たなエントリーモデルとして、フォルクスワーゲンID.3をベースにしたEV『A2 eトロン』がまもなくラインナップに加わり、A1とQ2の間接的な後継となる。価格は未定だが、3万ポンド(約650万円)未満からと予想される。

アウディ最小のガソリンエンジン搭載モデルは、現在ハッチバックの『A3』とSUV『Q3』となっている。

新型スポーツカーが来年生産開始

A1の生産終了により、スペインのマルトレルにある生産ラインに空きが生まれ、フォルクスワーゲン・グループが今後投入する小型EVシリーズ(IDポロ、IDクロス、クプラ・ラバル、スコダ・エピック)の生産が可能となる。

同様に、Q2の生産終了により、ドイツのインゴルシュタットにあるアウディの本拠地で、新型A2 eトロンの生産が可能になる。

さらに、アウディは新型スポーツカーが来年生産開始されることを明らかにした。ミニマルな『コンセプトC』をベースに、『TT』からインスピレーションを得たモデルで、アウディ・スポーツがベリンガー・ヘーフェ工場で生産する。

同工場で生産されている現行の『eトロンGT』は、新型スポーツカーの投入に伴い、いずれ生産終了となる予定だ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    チャーリー・マーティン

    Charlie Martin

    役職:編集アシスタント
    2022年よりAUTOCARに加わり、ニュースデスクの一員として、新車発表や業界イベントの報道において重要な役割を担っている。印刷版やオンライン版の記事を執筆し、暇さえあればフィアット・パンダ100HP の故障について愚痴をこぼしている。産業界や社会問題に関するテーマを得意とする。これまで運転した中で最高のクルマはアルピーヌ A110 GTだが、自分には手が出せない価格であることが唯一の不満。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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