フロントエンドはドラゴンフェイス! BYD新型『アット3』初公開 わずか9分で10%から97%充電可能

公開 : 2026.04.28 17:25

BYDが北京モーターショーで新型『アット3』を公開しました。「フラッシュ」と呼ばれる急速充電技術を搭載し、わずか9分で10%から97%まで充電可能とされます。デザインは刷新され、収納スペースも増えています。

早くも次世代モデルが登場

BYDは、電動クロスオーバー『アット3(Atto 3)』の次世代モデルを北京モーターショーで公開した。シャープなスタイリング、航続距離の向上、そして「フラッシュ」と呼ばれる急速充電技術を備えている。

このモデルは、中国市場では『元 Plus(ユエン・プラス)』という名で販売される。

北京モーターショーで公開された新型BYDアット3(元 Plus)
北京モーターショーで公開された新型BYDアット3(元 Plus)    AUTOCAR

デザイン面では現行世代の改良型である『アット3エボ』から明らかに進化しており、丸みを帯びたフォルムと「ドラゴンフェイス」のフロントエンドを特徴とする。ホイールベースは50mm延長されて室内空間が拡大し、リアエンドにはLEDライトバーが装備された。

インテリアは洗練され、デジタルインストゥルメント・ディスプレイはダッシュボード内に収められた(現行モデルではダッシュボード前面に「浮いている」ようなデザイン)。ただし、大型のセンタータッチスクリーンはそのまま引き継がれている。

乗車定員は5人と変わらないが、トランク容量は490Lから750Lに増加。ボンネット下の収納スペースも101Lから180Lに増えた。ボンネット自体も、手動式から電動式に変更されている。

1500kWの「フラッシュ」充電に対応

新型アット3は当初、中国では2種類のバージョンが販売される。いずれも後輪駆動で、最高出力272psの仕様では航続距離が540km、325psの仕様では630kmとなる。航続距離は、欧州で採用されているWLTP基準よりも緩やかな中国CLTCテストに基づく数値だ。

現行のアット3エボにはデュアルモーターの四輪駆動パワートレインも用意されていることから、新型にもさらにバリエーションが追加されるものとみられる。

北京モーターショーで公開された新型BYDアット3(元 Plus)
北京モーターショーで公開された新型BYDアット3(元 Plus)    AUTOCAR

BYDの1500kW急速充電器に接続すれば、わずか9分でバッテリーを10%から97%まで充電できる。このような高出力の充電器は、BYD傘下の高級ブランドであるデンツァのZ9 GTの発売に合わせて、まもなく英国でも導入される予定だ。

欧州や英国市場ではアット3エボが導入されたばかりであり、新型アット3が登場するまでには少なくとも1年はかかる見込みだ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    チャーリー・マーティン

    Charlie Martin

    役職:編集アシスタント
    2022年よりAUTOCARに加わり、ニュースデスクの一員として、新車発表や業界イベントの報道において重要な役割を担っている。印刷版やオンライン版の記事を執筆し、暇さえあればフィアット・パンダ100HP の故障について愚痴をこぼしている。産業界や社会問題に関するテーマを得意とする。これまで運転した中で最高のクルマはアルピーヌ A110 GTだが、自分には手が出せない価格であることが唯一の不満。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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