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ランボルギーニ・ウルス 試乗 650ps、86.3kg-mのスーパーSUV 

2018.08.28

100字サマリー

SUVと呼ばれるクルマの中ではダントツの速さと俊敏性を獲得しているウルス。スタイリングだけでなく、走りもエッジの効いたものながら、スポーツカーらしく振舞うには重すぎる車重が玉に瑕といえます。上質とはいえない英国の道では、どのような印象を与えてくれるのでしょうか。

もくじ

どんなクルマ?
急拡大する市場は無視できない
史上初のスーパーSUV
どんな感じ?
SUVとしては素晴らしい走り
自信を持って振り回せる巨体
コーナリングに夢中になれる
「買い」か?
生まれるべくして生まれた、スーパーSUV
スペック
ランボルギーニ・ウルスのスペック

どんなクルマ?

急拡大する市場は無視できない

ランボルギーニ・ウルスには賛否両論あると思うが、例えこの記事の写真を見たいと思わないほど嫌っていても、お伝えしたい情報がふたつある。

ひとつ目は、このクルマは間違いなく存在し、正当化できるモデルである、ということ。ランボルギーニは不動産会社や投資家ほど、金儲けが上手だとは思わないが、世界的に急拡大するセグメントを無視することはできなかった。

ポルシェやマセラティ、ベントレー、ロールス・ロイスをはじめとするハイパフォーマンスSUVを製造するメーカーは、スーパーカーの成長と似た状況を注視し、その拡大する需要を逃すまいとしている。

ランボルギーニによれば、年間生産予定台数は倍増の7000台を見込んでいるとしており、ビジネスはうまくいっている様子。しかも、ランボルギーニは、他のメーカーと異なり、オフロードカーに対してもLM002(チータ)という歴史があるのだ。

そもそも、ランボルギーニというブランドの場合、創業者のフェルッチオ・ランボルギーニの意思を尊重したり、ウルスに関わらず新しいクルマを創造することに、ある種の自己満足的な雰囲気が漂うことは否定できないだろう。

このことを理解できたとしても、ハイパフォーマンスSUVが、根っからのクルマ好きにとってウンザリさせられるような存在なことには変わりないかもしれない。しかし、これが2018年の自動車産業の動向だといえる。

 
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