発表前に開発中止になった21台のクルマ 前編

公開 : 2018.08.26 06:10  更新 : 2021.03.05 21:43

開発にゴーサインが出て、試作車をテストしても、発売にこぎつけないことはあります。その理由は金銭的なものだったり、市場の動向だったり、はたまた経営陣の予期せぬ首のすげ替えだったり。そんななかから、開発中止が惜しまれるものを選り抜いてみました。

1950年代の“小ベンツ”(1953年)

W201、すなわち1982年12月発売の190まで、メルセデス・ベンツはエントリーモデルの導入で失敗を続けていた。1953年、経営陣は170Vよりコストを15〜20%削減したモデルの開発を承認する。しかし、ダイムラーが1958年にアウトウニオンを傘下に収めると、このプロジェクトはキャンセルされた。当時のとある重役は、この小さなメルセデスがDKWの大型モデルと競合するため、不要なオーバーラップを避けたいのだと語っている。

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