国内試乗

2019.04.28

国内試乗 ボルボV60CC、中身も本格派 新生代ボルボは時流の中心

ボルボV60クロスカントリーT5 AWD

テスト日 : 2019年4月11日

文・吉田拓生 撮影・花村英典 

走って楽しい新世代

箱根のワインディングに入っても、V60CCの好印象は揺るがない。T5エンジンはそれほど自己主張の強くない縁の下の力持ちだが、パワートレイン全体の連携によってパワーの谷間を覚らせないのだ。

以前はボルボといえばセーフティ一辺倒のメーカーで、FRモデルばかりだった頃は北欧デザインの優位性みたいな部分も語られなかったし、ドライバビリティなどという言葉も聞いたことがないほどだった。ところが21世紀になってシンプルで機能的な北欧デザインが前面に提示され、さらに新世代ボルボでは走りの上質さ、ドライビングの楽しさをも含んでいるのである。

兄弟車であるV60のT5モデルは前輪駆動であることを思わせないシャープなハンドリングが特徴だったが、それと比べるとV60CCのドライブフィールはストローク感やタイヤのねばりを感じさせながらリニアに仕上がっており、狙ったラインを軽やかにトレースできる。V90CCと比べると、V60の方がギュッと凝縮されたようなボディ剛性が感じられ、そこでも走りのキャラクターが際立っていた。

 
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