日産ジューク・プロトタイプに試乗 発表は9月上旬を予定 コンパクトSUVを再発明中

2019.08.21

車内空間は拡大しても乗り心地は要改善

新ジュークはステアリングホイールのチルト(上下)に加えてテレスコピック(前後)の調整も可能となった。後部座席の膝周りや頭周りが拡大したことで、車内空間は身長180cmの大人でも4名が充分に座れるように広がっている。ラゲッジスペースも354Lから422Lへと増加。ラゲッジスペースのフロア高の調整も可能で、スペアタイヤを積まなければ、フロア下の空間も荷室として利用可能となる。

運転した印象が気になるところだと思う。AUTOCARを愛読してくれているのなら、現行型ジュークの個性的なエクステリアだけでなく、ダイナミクス性能での特徴についても触れてきたことはご存知だろう。現行型の発売当時の試乗では、テスターのひとりのマット・プライヤーが、タイヤの空気圧が高すぎないか確認したほど。それほど落ち着きのない乗り心地だった。

日産ジューク・プロトタイプ
日産ジューク・プロトタイプ

今回の試乗はあくまでもプロトタイプによる短時間で、英国ミルブルックの丘陵ルートを、日産の担当者がドライブする先行車を追走するという内容だったから、明言は難しい。だが、細かな衝撃を受けた際の吸収性、セカンダリーライドに関しては改善している様子。その反面、急な起伏の変化などに対応するプライマリーライドの面では、まだ詰めが甘いようだった。

今回の試乗車は、欲張った19インチという大径ホイールを履いていたことも理由だと思う。控えめな17インチのホイールに肉厚のタイヤを履かせて、サスペンション・スプリングとダンパーの設定を改めれば、スムーズになるだろう。だが、サスペンションはすでに開発が終了しているようだ。

 
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