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2019.05.17

スープラやシビック CR-VにRAV4 なぜ今、むかしの車名が復活? メリットは

編集部より

スープラやシビック、インサイトにCR-V、それだけではなくインサイトも。ここ最近、一度販売を終えた車名の復活が多いです。業務提携が車種の復活を加速していますが、復活させるメリットはあるのでしょうか。

text:Yoichiro Watanabe(渡辺陽一郎)

もくじ

市場環境の変化に応じて車種が復活
業務提携など新しい展開も車種の復活を加速
廃止された車種が復活するメリットは?

市場環境の変化に応じて車種が復活

最近は「車名の復活」が多い。ホンダは一度国内販売を終えたシビック、インサイト、CR-Vを復活させた。トヨタもRAV4とスープラを再開している。なぜ車種の復活が相次ぐのか。

最も大きな理由は市場の変化だ。過去を振り返ると、バブル経済期の1990年をピークに、国内の販売台数は下降を開始した。2008年にはアメリカのリーマン・ブラザーズ・ホールディングスが経営破綻に陥り、世界的な金融危機のリーマンショックも発生している。

この影響もあり、トヨタは2009年3月期の連結決算が赤字になった。ホンダは辛うじて黒字は守れたが、大幅な減益になっている。

この影響で、各自動車メーカーは商品開発を見直した。日産では2011年以降、新型車の国内投入が激減している。クルマの開発には短くて2年、長ければ4年以上の期間を要するから、リーマンショックの影響が2011年以降の新型車に表われてきた。

トヨタでは、2010年に発売されたヴィッツ、2011年のアクアなどが、内装の質や静粛性のレベルを下げた。この後数回にわたり改善を受けたが、今でも上質とはいい難い。車種もミニバンを中心に次々と減らされ、2016年にはRAV4が国内販売を終えた。

ホンダはシビックの国内販売を2010年、CR-Vも2016年に終了している。このほかスバルは2008年末に、WRC(世界ラリー選手権)からの撤退を表明するなど、さまざまな業務が縮小された。

ところがこの後、2010年代に入ると、業績が再び向上していく。そこで国内でも、改めて車種の充実が求められるようになった。シビックの開発者は「もっと早い時期に国内販売を復活させたかったが、諸般の事情で遅れてしまった。シビックセダンを寄居工場で生産するタイミングに合わせて、国内販売を復活させた」という。要は景気の浮沈により、車種の削減と復活が行われたわけだ。

 
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