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マクラーレン歴代ハイパーカー比較試乗 F1 vs P1 vs セナ 前編

2019.11.02

最初に乗るべきは? シンプルなドライビングの楽しみ

もしこれを記事にする必要がないのなら、F1を最後にとっておくだろう。誰も異論はないはずだ。

このクルマはマクラーレンF1であり、普段から動かせる状態にある個体数は、世界でも片手、おそらくは親指を使わずに数えられる程度の数でしかないだろう。

F1のセントラルドライビングポジションは、もう直ぐ登場予定のスピードテールで復活する。
F1のセントラルドライビングポジションは、もう直ぐ登場予定のスピードテールで復活する。

だが、このクルマはベンチマークであり、そのあとに登場した2台にインスピレーションを与えている。F1がなくともP1とセナは存在したかも知れないが、確実にいまとは違ったモデルになっていたはずだ。

まさに起源となったモデルであり、最初にステアリングを握るべきはこのクルマしかない。

これが25年前のモデルだなどとは俄かには信じられないが、その歳月がF1の価値をさらに高めている。

コンパクトなボディサイズやマニュアルギアボックス、アナログ式計器類、さらには自然吸気エンジンといった、25年前には当然と思われていたスペックもいまや例外的なものとなっており、シンプルなドライビングの楽しみを愛するわれわれのような人間にとって、こうした状況は決して喜ばしいものではない。

セントラルドライビングポジションなど常軌を逸しているように思うかも知れないが、実際には非常に理に適っており、すぐに自然に感じられるようになる。スピードテールでマクラーレンがこのドライビングポジションを復活させると聞いて非常に嬉しい。

 
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