【ジープのピックアップ】ジープ・グラディエーター・オーバーランドに試乗

2020.01.12

日常的な速度域では予想外に良い走り

一定速度でのクルージング時はエンジンノイズは穏やかになる。だが110km/hを超えてくると、空力的に弱いボディは盛大に風切り音を発生。ゴツいタイヤの転がり音も加わってくる。

ドライビングポジションは、多くのSUVを見下ろせるほど高い。クルマの中に腰掛けているというより、クルマの上に座っている感じがする。シャシーの限界性能は控え目ながら、ハンドリングは親しみやすく、違和感はない。

ジープ・グラディエーター・オーバーランド
ジープ・グラディエーター・オーバーランド

ステアリングフィールは軽過ぎ、直進時の感触には曖昧さがある。グリップレベルも限定的で、ペースを上げていくとアンダーステア傾向が強い。タイトなコーナーではかなりのボディロールも示す。

それでも日常的なスピードに限れば、グラディエーターのまとまりは印象的なほどに良い。シャシーの反応も性格で、ホイールベースの短いラングラーより凹凸のいなし方もうまい。路面が荒れてくると、落ち着きがなくなってしまうようだ。

牽引重量はアメリカの規則では2.7t。オプションのトーイング・パッケージを選ぶ必要がある。

グラディエーターの大きな特徴が、通常のラングラー同様、天気の良い日にはボディパネルを外すことができること。ルーフパネルとドアは脱着が可能で、フロントガラスは前方に倒せる。

ただし、作業時間は数分では終わらない。それなりの重量物だから、作業には大人2人は必要となる。外したボディパネルを保管しておく場所も必要ではある。

 
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