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2018.06.30

ル・マン24時間 健闘の裏に、ブレンボ製ブレーキの活躍

編集部より

ル・マン24時間耐久のドライバーにかかるプレッシャーは途方もなく大きいですが、足元のブレーキにかかる圧力も凄まじいものがあります。ジェームズ・アトウッドがモータースポーツのブレーキに光をあて、ブレンボ製ブレーキの温度管理を探ります。

もくじ

信頼性が命のブレーキ
ブレーキの温度管理がカギ
熱すぎも冷えすぎも問題
空気を当てて冷却
LMP1は無交換 GTEは交換

信頼性が命のブレーキ

意外かもしれないが、ル・マン24時間は一日中最高速で走るレースではない。3時間15分ほどは可能な限り早く止まるレースなのだ。

ブレンボが関係するのはこの3時間15分(GTEクラスのクルマの場合は4時間)である。AUTOCAR読者には釈迦に説法であるが、ル・マンにエントリーする大多数のクルマにブレーキを供給しているイタリアの企業だ。1961年にベルガモに創業して以来、ブレンボは高性能ブレーキを専門に開発し、非常に多くのモータースポーツにブレーキを供給している。一般の自動車メーカーへの供給も増えている。

例えばル・マンでは、30台のLMPプロトタイプのうち27台、30台のGTEレーサーのうち25台がブレンボのディスク、パッド、キャリパーを組み合わせて使用している。総合優勝したトヨタTS050ハイブリッド、GTEプロクラスで優勝したポルシェ911 RSRもブレンボ・ユーザーだ。これらのチームはレースに先立ってブレーキ・パーツをブレンボから直接、あるいは専門の問屋を通して提供を受ける。

モータースポーツにおいてはブレーキは特に信頼性の点で成功の重要な要素である。ブレーキ・システムの高性能化は、ブレーキペダルを4000回以上も踏むル・マンのような耐久レースでは重要な課題だ。ブレンボにとってさらに厄介なのは、プロトタイプとGT部門ではブレーキが全く違うことだ。

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