自動車の書籍 クリスマスのお供におすすめの1冊は? 英AUTOCAR選出

公開 : 2018.12.23 07:40

AUTOCAR編集部員が古今の自動車書からそれぞれのおすすめをご紹介します。日本人ライターによる本も登場します。クリスマスのお供はこれできまりでしょう。1冊にはしぼりきれないかも!?

「ドライビング・ライク・クレイジー(Driving Like Crazy)」

クリスマスのおすすめをといわれたとき、まず頭にうかんだのはクルマおたくに衝撃を与えた1冊、マーク・ドノヒュー著「ジ・アンフェア・アドバンテージ(The Unfair Advantage)」だ。これはもう皆さんお持ちのことだろうが、もしまだならぜひご一読いただきたい。おなじく、ニック・メイソン著「イントゥ・ザ・レッド(Into the Red)」もおすすめだ。

かわりに、米国の風刺家・自由論者PJオルークによる自動車関連の記事をまとめた本書をおすすめしよう。まとめると、自由論者はりっぱな自動車エンスージャストになれるのだ。そして読むとわかるが、オルークの記述で不適切といえるのは1970~80年代にかけての北米での運転、すなわち今日よりもユルかった時代の部分だ。

ある章の見出しなどは「ドラッグをやってぶっ飛ばしながら、ケツを締めてイカずにすむには」というくらいだから、感受性の強いティーンエイジャーには読ませないほうがいいかもしれない。

内容のおおくは当時の米国誌カー&ドライバーに掲載されたものだ。当時コドモだったわたしにはまだ早かったが、背伸びするには実によかった。文章も軽妙ですいすい入ってくるから、ヘタなクリスマス特番なんぞを見るよりもいくぶんいいだろう。
(マット・ソーンダース)

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