メルセデス・ベンツ、内燃機関版『Cクラス』のデザイン刷新 マイナーチェンジでEV版と統一感 エンジン出力も向上
公開 : 2026.08.19 11:45
メルセデス・ベンツは、内燃機関を搭載した『Cクラス』のマイナーチェンジモデルを発表しました。新しいデザインを採用し、パワートレインもユーロ7排出ガス規制に対応するために改良しつつ、出力を高めています。
新型EVと足並み揃える外観へ
メルセデス・ベンツは、ガソリンおよびディーゼルエンジンを搭載した『Cクラス』の改良型を欧州で発表した。より厳しい排出ガス規制に対応したほか、外観の変更やインフォテインメント・システムのアップデートなどを実施した。
今回の改良では、最近発表されたEV版Cクラスに見られるスリーポインテッドスターのライトや、フロントグリル周囲の照明が採用された。ただし、ステーションワゴン仕様のブレーキランプは従来と変わらない。

EVと内燃機関車を外観で区別する傾向は終わり、ラインナップ全体で統一感を持たせたデザインとなった。注目すべきは、BMWも次期内燃機関搭載の3シリーズとEVのi3において、同様のデザイン戦略を採用している点だ。ただし、改良型CクラスはEV版より車高が低く、ルーフラインの傾斜も緩やかだ。
メルセデス・ベンツによると、この新しいスタイリングは『GLC』、『Eクラス』、『Sクラス』と比較して、スポーティなキャラクターを強調することを目的としているという。
排ガス規制に対応しつつパワーアップ
インテリアでは、クルーズコントロールとオーディオシステム用に、それぞれ物理的なロッカースイッチとダイヤルを備えた新しいステアリングホイールが採用された。
12.3インチのデジタルインストゥルメントパネルと11.9インチのインフォテインメント用タッチスクリーンは維持されるが、ソフトウェアは第4世代のMBUXに更新された。これにより、ChatGPT、Google Gemini、Microsoft BingのAIを活用する音声アシスタントが追加され、以前よりも複雑なリクエストに応えることが可能になった。

エンジンラインナップは表面的には変わらないが、今後欧州で導入されるユーロ7排出ガス基準を満たすよう改良されている。
48Vマイルドハイブリッド専用の電動ターボチャージャーが採用され、ターボラグの低減が図られている。出力とトルクは全モデルで向上しており、上位モデルの『C 300』では最高出力258ps、最大トルク40.8kg-mを発生する。プラグインハイブリッド(PHEV)の『C 400e』は合計出力395ps、最大トルク66.3kg-mを発生し、電気のみで最大100km走行可能とされる。
欧州では約4万9000ユーロから
ディーゼルエンジンも163psと200psの2種類の出力バリエーションが用意されている。
シャシーにも改良が加えられ、ダンパーの剛性を高めることで高速道路での乗り心地を損なうことなく機敏性を向上させたという。

改良型Cクラスの価格は4万8844ユーロ(約900万円)からで、従来より若干高くなっている。
近年、Cクラスのセダンおよびステーションワゴンは、SUVのGLCに人気を譲っているものの、依然としてメルセデス・ベンツにとって非常に重要なモデルの1つである。1982年以来、Cクラスとその前身である『190』は、世界中で1200万台以上が販売されている。












































