V12ツインターボは850psに アストン マーティン史上最強のフロントエンジン車 新型『ヴァレン』誕生 150台限定、価格は150万ポンドから

公開 : 2026.08.18 17:05

アストン マーティンが新型『ヴァレン』を発表しました。ヴァンキッシュをベースに最高出力850psを誇る5.2L V12エンジンを搭載したハイパーGTで、豊富なカスタマイズオプションが用意されています。

世界最強、V12エンジンで850ps

アストン マーティンは、150台限定の新型スポーツカー『ヴァレン(Valen)』を発表した。『ヴァンキッシュ』をベースに開発され、市販のフロントエンジン搭載車の中で最も高い出力を誇る。

新型ヴァレンは、アストン マーティンのスペシャル・ビークル・オペレーションズ(SVO)部門が手掛けた最新作である。同部門はこれまでサーキット専用車『ヴァルカン』、スピードスター『DBR22』、そしてワンオフのハイパーカー『ヴィクター』を生み出してきた。

アストン マーティン・ヴァレン
アストン マーティン・ヴァレン    アストン マーティン

ヴァレンが搭載するのはヴァンキッシュと同じ5.2LツインターボV12エンジンだが、最高出力は850psまで引き上げられている。ミドシップの『ヴァルハラ』と『ヴァルキリー』を除くと、アストン マーティン史上最強の出力となる。

最大トルクは102kg-mに達し、0-100km/h加速は3.1秒を達成。これはポルシェ911 GT3 RSと同等のタイムだ。

ヴァンキッシュがベースであることはそのシルエットからも明らかだが、内外装ともに大幅に手が加えられている。また、顧客の要望に応じて高度なカスタマイズが可能であるため、生産予定の150台はそれぞれ唯一無二の存在となるだろう。

個性際立つ内外装デザイン

外観は初代『DBS』や『ヴァンテージ』を彷彿とさせるが、アストン マーティンのクリエイティブ・チーフであるマレク・ライヒマン氏は、過去のモデルとは大きく一線を画すものだと述べている。

「ヴァレンでは新しいフォルム言語と表面処理を通じて、より極端なエモーションを探求し、表現することができました」とライヒマン氏は語った。

アストン マーティン・ヴァレン
アストン マーティン・ヴァレン    アストン マーティン

特徴としては、アストン マーティンの象徴的なグリルモチーフをフロントエンド全体に拡大した野性味あふれるフロントマスクに加え、大型ダックテールスポイラー、スリムなLEDライトが挙げられるが、最も目を引くのはリアディフューザーやサイドスカートなど、GT3レーサー風のカーボンファイバー製エアロパーツだ。

エグゾーストシステムもユニークで、ディフューザーに2つ、中央部に2つの排気口が設けられている。最上部の排気口は常に開放されており、下部はバルブ式で、スポーティなドライブモード選択時に開くようになっている。

カーボンファイバー、アルミニウム、チタン、マグネシウムの採用により、ヴァレンはヴァンキッシュに比べて最大110kgも軽量化されている。オプションの軽量化パッケージでは、アルミニウム削り出しのサスペンションアームやナックル、チタン製シャシーボルトなどにより16.9kg軽くすることができる。

記事に関わった人々

  • 執筆

    チャーリー・マーティン

    Charlie Martin

    役職:編集アシスタント
    2022年よりAUTOCARに加わり、ニュースデスクの一員として、新車発表や業界イベントの報道において重要な役割を担っている。印刷版やオンライン版の記事を執筆し、暇さえあればフィアット・パンダ100HP の故障について愚痴をこぼしている。産業界や社会問題に関するテーマを得意とする。これまで運転した中で最高のクルマはアルピーヌ A110 GTだが、自分には手が出せない価格であることが唯一の不満。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

関連テーマ

おすすめ記事

 

Google検索で『AUTOCAR JAPAN』の記事を見つけやすくする方法